AMD、データセンターにシンプル化、省エネ化、コスト効率化をもたらす「AMD Open 3.0」プラットフォームを発表

広範な用途を提供する初のオープンなモジュラー・プラットフォームを公開
2013/01/17

AMD(米国本社:米カリフォルニア州サニーベール、社長兼CEO:ロリー・リード)は、本日、「AMD Open 3.0」プラットフォーム(旧コードネーム「Roadrunner」)を発表しました。同プラットフォームは、サーバー・マザーボードが徹底的に見直され、Open Compute Projectにより開発された標準仕様の設計となっています。「AMD Open 3.0」では、シングルベースの製品でマザーボードの設計をシンプル化することにより、コンピューターの柔軟性や効率性の飛躍的な向上と、運用コストの大幅な削減を可能にします。これにより、ハイ・パフォーマンス・コンピューティング、クラウド・インフラストラクチャー、ストレージなど企業における様々な作業負荷に対応できます。この革新的な設計は、従来のサーバー製品では通常過度に設定(プロビジョニング)されている機能を排除するために最適化されています。

今日のサーバーは、フリーサイズのアプローチで設計されているため、多機能、多性能により、スペースや電力が非効率に消費される場合があり、コストが増加してしまいます。多くのメガデータセンターでは、エンジニアが特定の作業負荷に合わせて、最小限のコンポーネントで最適なプラットフォームを開発しています。そのため、消費電力、スペース、コストの理想的なコンビネーションによるテーラーメードな専用ソリューションが求められています。「AMD Open 3.0」プラットフォームは、ITプロフェッショナルが特定のコンピューター要件に適合したサーバーの適正サイズ化を、容易に実現できるように設計されています。Fidelity InvestmentsやGoldman Sachsは、「AMD Open 3.0」をOpen Compute Projectにおけるコラボレーションの一部として評価しています。.

AMD米国本社のバイスプレジデント兼サーバー担当ジェネラル・マネージャーであるスレッシュ・ゴパラクリッシュナン(Suresh Gopalakrishnan)は、次のように述べています。「我々は、シンプルでエネルギー効率のよいサーバーに対する広範な要望があったため、Open Compute Projectには早期の段階より関わっています。私たちの目標は、データセンターの消費電力とコストを削減しながらも、性能と柔軟性の向上を実現することです。「AMD Open 3.0」により、この目標が達成できると考えています。」

また、Open Compute Foundationの会長であり、Facebookのハードウェア設計およびサプライチェーン担当バイスプレジデントでもあるフランク・フランコフスキー(Frank Frankovsky)氏は、以下のようにコメントしています。「これは、Open Compute Projectのミッションである『伝統的なコンピューター・インフラストラクチャーを断ち切る』ことを実現するものであると言えます。何よりうれしいことは、Open Compute Projectが発端となってAMDと特定のコンシューマーが協力して、まさに彼らのニーズにあったマザーボードを実現すべく虚飾のない設計哲学がもたらされたことです。」

「AMD Open 3.0」は、最近発表されたAMD Opteron™ 6300シリーズ・プロセッサーを搭載しており、改良することなく、19インチのすべての標準ラック環境、またはオープンラック環境にインストールできます。「AMD Open 3.0」マザーボードは、16インチ x 16.7インチのボードで、1U、1.5U、2U、あるいは3Uの高さのラックサーバーに対応しています。また、2つのAMD Opteron 6300シリーズ・プロセッサーを備えており、それぞれ12メモリー・ソケット(各4チャネルと3つのDIMM)、ボードごとに6シリアルATA(SATA)接続端子、統合管理できる1つのデュアル・チャネル・ギガビット・イーサネットNIC、最大4つのPCI Express®拡張スロット、カスタム・モジュール・ソリューション向けのメザニン・コネクター、そして1つのシリアルポートと2つのUSBポートを備えています。特定のPCI Expressカードに対するサポートは、利用ケースとシャーシの高さにより異なります。

「AMD Open 3.0」システムの試作版は現在一部の顧客に提供されています。Quanta ComputerとTyanによる生産システムは、Avnet Electronics Marketing、Penguin Computing、および他のシステム・インテグレーターから第1四半期末までに販売開始される予定です。
Penguin ComputingのCEOであるチャールズ・ヴィッチパード(Charles Wuischpard)氏は次のように語っています。「私たちは、さらに幅広いお客様に対して、Open Compute Projectの恩恵とその特長を提供できる「AMD Open 3.0」プラットフォームを待ち望んでいました。「AMD Open 3.0」とAMD Opteron 6300シリーズ・プロセッサーをベースとした、Penguinサーバーの新製品ラインを投入することにより、ハイ・パフォーマンス・コンピューティング、クラウド、またはエンタープライズ・システムをご利用のお客様は、コスト、性能、そして消費エネルギーが最適化されたコア・ビルディング・ブロックを用いて、アプリケーションに特化したシステムを実装することが可能になり、おそらく最も重要な一貫性を保つことができるようになります。この取組みは、不要な複雑性を排除し、新しいレベルのサポートと信頼性を最新のデータセンターにもたらすものであると考えています。」

ご参考情報

AMDについて

AMD(NYSE:AMD)は、お客様やパートナー企業と緊密に協力することに注力し、職場で、家庭で、そして遊びの場において、次世代コンピューティングおよびグラフィックス・ソリューションを牽引する革新的技術を提供する企業です。日本AMD株式会社は、AMDの日本法人です。詳細については、www.amd.com (英語)またはwww.amd.co.jp (日本語)をご覧ください。

脚注