-AMDの高性能・低消費電力プロセッサが次世代の無線アクセスポイントにおけるスイッチングを実現-
Tokyo, JAPAN -- 2003年11月6日 --このプレス・リリースは、米国オースティン11月5日発英文リリースの抄訳です。
AMD(本社:米カリフォルニア州サニーベール、社長兼CEO:ヘクター・ルイズ、NYSE:AMD)は本日、Bandspeed, Inc.の「940Kシリーズ Gypsy無線アクセスポイント・スイッチ」に、 AMD Alchemy™ Au1500™プロセッサが採用された、と発表しました。Bandspeed社は、企業、キャンパス、ホットスポット、無線サービスプロバイダ・ネットワークなどの環境に向けて、標準規格を採用した超高性能アクセスポイントを実現する、無線LANインフラストラクチャ・ソリューションを提供しています。同社の製品には世界中から引き合いがあり、最近では中国のUnited Platform Technologies社(UP Tech)が、Bandspeed製品を採用する旨の発表がありました。UP Tech社は、Gypsy無線LAN技術によって、中国の大手通信事業者向けに無線スイッチ・アクセスポイント(AP)機器を開発する計画です。
Bandspeed社の無線アクセスポイント・スイッチは、IEEE 802.11a/b/gを採用した無線LANアクセスポイント(AP)において、SDMA(空間分割多元接続)セクタ化スイッチングを実現する、次世代のソリューションです。Gypsyではスイッチング機能がアクセスポイントに置かれるため、これまでのAPと同様のフォームファクタが可能です。収容ユーザ数の増加とカバー範囲の延長により、無線環境のカバーエリアや帯域を増加させたい顧客のニーズに応えます。高い性能を発揮するAMD Alchemy Au1500プロセッサは、Bandspeedの802.11a/b/gマルチネットワーク・インタフェース・カードからのデータロードを継続処理する能力を備えるだけでなく、Power over Ethernet(PoE)の実現に欠かせない低消費電力プロセッサでもあります。
BandspeedのBlaine Kohl氏(マーケティング担当副社長)は、次のように述べています。「940K Gypsy無線アクセスポイント・スイッチを開発するにあたって、低消費電力で高性能なプロセッサがどうしても必要でした。さらに、300Mbpsを超えるスピードのデータ転送能力を備えるプロセッサでなければなりませんでした。こうした要求に合致するAu1500プロセッサのおかげで、WLANアクセスポイントにおけるスイッチングを実現する、革新的な無線LANソリューションの提供が可能になりました」
Gypsy製品は無線LAN SDMAスイッチ技術を採用し、現行のAPと比較して最大で6倍のスループットを実現します。6セクタに分割されたアンテナがそれぞれ独立したカバーエリアを担当することで、直線で最大3Kmのカバーエリアと、現行のAPで最大6か所分に相当する帯域を備えた高キャパシティ・モードを可能にしています。Au1500プロセッサは、Listen+Learnテクノロジをはじめとするカスタム・アプリケーションをサポートするために必要となる性能を、Bandspeedに提供します。Listen+Learnテクノロジは、複数のGypsyユニットが互いに交信し合うことで、チャネル化スキームの選択を協調して行うようにする技術です。Gypsyでは複数の現行APを統合することが可能なため、無線LANを展開する際に発生する高額の導入コストや資本支出が削減され、TCO(維持管理費用)の低減を図ることができます。
AMDのPhil Pompa(フィル・ポンパ、パーソナル・コネクティビティ・ソリューションズ・グループのマーケティング担当副社長)は、次のように述べています。「革新を促し、最先端技術を提供する、高性能かつ低消費電力なソリューションの提供は、常にAMDの優先事項です。Bandspeedは、Au1500プロセッサの性能と省電力性を生かしてWLANの展開・管理の簡便化に成功しています」
AMD Alchemy Au1500プロセッサの詳細については、www.amd.com/connectivitysolutionsをご覧ください。Bandspeed社とGypsy製品については、www.bandspeed.comをご覧ください。
AMD Alchemy™ Au1500™プロセッサについて:
AMD Alchemy™ Au1500™プロセッサは、MIPS32™テクノロジをベースにしたSOC(システム・オンチップ)プロセッサで、333MHz、400MHz、500MHzの各バージョンが用意されています。電力損失はそれぞれ最大で400ミリワット、700ミリワット、1.2ワットとなっています。このプロセッサには33/66MHz 32ビットPCIコントローラ(PCI 2.2互換)、10/100イーサネットコントローラ(2つ)、USBデバイスとUSBホスト、UART(2つ)、AC-97コントローラとPCMCIAコントローラ(ひとつずつ)など、多彩な周辺デバイスが組み込まれ、システムコストの削減、小型化、設計の簡素化、開発期間の短縮などを実現します。
Au1500プロセッサに組み込まれた2基のイーサネットMAC(Media Access Controller)は、今日のブロードバンド・インターネットに求められる、セキュリティに優れたファイアウォール機能を実現します。組み込まれたUSBホストおよびデバイスポートはユーザフレンドリなPC周辺アプリケーションを可能とし、またPCI(Peripheral Component Interface)はSOHO向けネットワーキング製品用の柔軟なシステム設計に貢献します。
Au1500プロセッサの詳細についてはwww.amd.com/connectivitysolutions/au1500をご覧ください。
AMD Alchemy™ソリューションについて:
AMD Alchemyソリューションの製品ラインナップには、Au1000™/Au1500™/Au1100™プロセッサ、開発ボードキット、モバイルハンドヘルドRDK、ドライバインフォメーションRDK、アクセス機器RDK、ポータブルメディアタブレットRDKが含まれます。さらに、AMD Alchemyソリューションには、Am1772™ワイヤレスLANチップセット、PCカードRDK、mini-PCI RDKも含まれます。これらの製品はクライアント機器、モバイル・クライアント機器、セットトップボックス、アクセス機器など、非PCインターネット機器市場をターゲットとしています。
AMDについて:
AMD(創立1969年)は、全世界のパーソナルコンピュータ、ネットワークコンピュータ、通信機器のメーカに対しIC(半導体)製品を提供しています。製造拠点を米国、ヨーロッパ、日本、アジアに構え、マイクロプロセッサ、フラッシュメモリ、通信・ネットワークアプリケーション向けIC製品を生産しています。カリフォルニア州サニーベールに本社を置くAMDは、Standard & Poor’s 500企業にもリストアップされています。(NYSE:AMD)
AMD、AMD Arrowロゴ、Alchemy、ならびにその組み合わせ、Au1000、Au1100、およびAu1500はAdvanced Micro Devices, Inc.の商標です。MIPS32は、MIPS Technologies Inc.の商標です。その他すべての企業名、ブランド名、および製品名は、一般に各企業の登録商標または商標です。