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AMD、最新のAMD Opteron™プロセッサ向けに最適化したソフトウェア開発者向け数値演算ライブラリ
「ACML(AMD Core Math Library) 4.0」を発表




-- 2007年11月12日 --このプレスリリースは、米国サニーベール11月12日発英文リリースの抄訳です。

AMD(本社:米カリフォルニア州サニーベール、会長兼CEO:ヘクター・ルイズ)は本日、ソフトウェア開発者向けの数値演算ライブラリ、「AMD Core Math Library (ACML)」の主要なアップデートを発表しました。このライブラリは、最高の性能が必要とされる科学、工学、ビジネス、コンシューマ等のアプリケーションを開発する際、最適化されたマルチスレッド対応演算ルーチンを使用可能にするものです。「ACML」はマルチスレッド対応の複雑な高性能コンピューティング・プロジェクトの開発において、ソフトウェア開発者や数値処理のプログラマを支援することを念頭に開発されたライブラリであり、Windows®からLinux®、Solarisまで、主なx86系オペレーティング・システムのすべてをサポートしています。ライブラリは、「AMD Developer Central」サイトから無償でダウンロードすることが可能です。「AMD Developer Central」は、高度に最適化されたコードが必要とされるマルチスレッド対応のソフトウェア開発プロジェクトやx86ベースのコンピューティング・プロジェクトの開発を支援する開発者向けサイトです。

AMDのMargaret Lewis(コマーシャル・ソリューションズ部門ディレクタ)は、次のように述べています。「業界全体がマルチコア・プロセッシング環境へと移行しつつありますが、その中で今回の『ACML 4.0』の拡張は、さらに高度で強力な開発ツールをプログラマに提供する努力を続けるAMDの姿勢の現れだと言えます。AMDのネイティブ・クアッドコア・プロセッサが持つコンピューティング・パワーを十二分に活用したいと考えるプログラマにとって、今回の拡張は、複雑な演算のプログラミングやリニア・プログラミングに対して高度に最適化された支援を提供するものです。」

「ACML」はAMD64プロセッサに最適化された数値演算ルーチンのセットで、大量の数値演算を必要とするコードを最適化する手法、リニア・プログラミングをマルチコア・プロセッシング環境において実現するためのサポートが特に強化されています。本日、発表された「ACML」の拡張は、LAPACK(Linear Algebra Package)のアップデートと、「クアッドコアAMD Opteron™プロセッサ」と近日発売予定の「AMD Phenom™クアッドコア・プロセッサ」といったクアッドコアAMDプロセッサに対する最適化の強化策です。本来「ACML」は、SSE(Streaming SIMD Extensions)などの次世代AMDプロセッサが持つ特長を活用したり、マルチコア・プロセッサ技術を十分に活用するマルチスレッド対応コードを開発できるように設計されています。
「ACML」には、以下のような特長があります。
  • BLAS(Basic Linear Algebra Subroutines)のレベル1、レベル2、レベル3をフル実装しているだけでなく、AMD Opteronプロセッサで高い性能が出るように主なルーチンを最適化してあります。
  • LAPACK(Linear Algebra Package)ルーチンをすべて実装しています。十分にチューニングを施したBLASカーネルを活用するほか、LAPACKルーチンも重要な部分にさらなる最適化を施しているため、LAPACKの標準的な実装よりもはるかに高い性能を得ることができます。
  • 高速フーリエ変換(FFT)は、データタイプとして単精度、倍精度、単精度複素数、倍精度複素数に対応しており、あらゆる処理が可能です。
  • AMD Opteronプロセッサで高い性能が出るよう最適化された高速スカラー、ベクトル、行列計算の超越ライブラリ・ルーチンが用意されています。
  • 単精度、倍精度に対応した乱数発生器が用意されています。
「ACML」は、GCCとGFortran(GNU Compiler Collection)、PGI、Pathscale、Sun、Intelなど、様々なx86 C/C++コンパイラ、Fortranコンパイラで利用できるため、開発者は好みの環境で最適化されたマルチスレッド・コードの作成が可能です。業界標準の数値演算ライブラリをはじめ、科学計算で使用されることの多いサブルーチンを十分にチューニングして実装してあるため、「ACML」を使用することにより、気象モデル構築、有限要素法、数値流体力学、石油・ガス関連といった複雑なプログラミングが必要とされるアプリケーションの開発を加速することができます。

ACMLパートナー企業のサポート
ACMLパートナー企業のPathScale社ディレクタ、Duncan Poole氏は次のように述べています。「この4年間、PathScaleは、AMD、テクノロジ・パートナー企業であるNAG社と協力し、PathScaleコンパイラでコンパイルしたカスタム・バージョンの『ACML』を提供する努力を続けてきました。PathScale Compiler Suiteのバージョン3.1では、このカスタム・バージョンの『ACML』をコンパイルし、AMDのネイティブ・クアッドコアへの最適化が行えるようになりました。つまり、『ACML』を使ってプログラミング全体の最適化を行いながら、当社の優れたOpenMPサポートを活用することができるのです。この組み合わせなら、AMDプロセッサで高い性能を発揮するアプリケーションを短い期間で開発することが可能になります。」

The Portland Group社ディレクタ、Douglas Miles氏は次のように述べています。「PGIでは、2003年6月に発表したPGI Release 5.0以来、継続的にクロスプラットフォーム製品に『ACML』を搭載してきました。『ACML』は優れた品質のライブラリであり、AMD64プロセッサで特に高い性能を発揮するほか、他のx64プロセッサでも一線級の性能を発揮してくれます。このように十分なチューニングが施されたBLASルーチン、LAPACKルーチン、FFTルーチンがPGI社のコンパイラやツールに無償で添付されていることは、PGI社の顧客から高く評価されています。」

Sun Developer Tools社シニアディレクタ、Don Kretsch氏は次のように述べています。「最新の『ACML』においてSolarisプラットフォームがサポートされたことを、大変うれしく思います。Sun Studioソフトウェアに用意されたさまざまな最適化コンパイラとツールとこのライブラリを組み合わせれば、Solarisオペレーティング・システムが走る『AMD Opteronプロセッサ』搭載システムで使用する高性能アプリケーションを構築することができます。」

「ACML」は、AMD64用として主な数値計算関数のセットを開発者に提供する開発ツールとして、NAG(Numerical Algorithms Group)との協力を通じて、2003年に発表したものです。それから4年、AMDでは、最新の複雑な数学的問題に対応できるように「ACML」の改良を進めてきました。その結果、現在では「ACML」はAMDマルチコア・プロセッサ技術に最適化されたソフトウェアを構築するISV、企業開発者、ソリューション・プロバイダに広く普及しています。

「ACML」(AMD Core Math Library)に関する詳しい情報や「ACML 4.0」の無償ダウンロード方法は、http://developer.amd.comをご参照ください。

AMDについて:
AMD(NYSE:AMD)は、コンピュータ業界、グラフィックス、家電業界向けに革新的なマイクロプロセッサ・ソリューションを提供するグローバル・プロバイダです。AMDは、世界中のコンシューマおよびビジネス分野のお客様を支援する、徹底したお客様中心主義の理念に基づくソリューションを提供します。それにより、オープンな技術革新の促進、選択肢の拡大、さらに業界の発展に向けて努力します。日本AMD株式会社は、AMDの日本法人です。詳細については、www.amd.com(英語)または http://www.amd.co.jp(日本語)をご覧ください。


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