Tokyo, Japan -- 1997年8月8日 --AMD社は本日、ElanTMマイクロコントローラ・ファミリの新製品として、一段と性能をアップした100MHzバージョンのElanSC400およびElanSC410を発表した。AMD製の32ビットElanマイクロコントローラは、高性能ながら低消費電力特性とPC/AT互換性を併せ持つ高集積ワンチップ・ソリューション。通信およびモバイル・コンピュ-ティング向け組み込み型アプリケーションに求められる様々な要件に対し、的確に応える製品群である。
100MHzバージョンのElanSC400およびElanSC410マイクロコントローラは、現在サンプル出荷中で、量産開始は本年度第4四半期からの予定。ElanSC400およびElanSC410の各速度バージョンとも、292BGAパッケージを採用している。100MHzデバイスの10,000個ロット時単価は、ElanSC400が6,920円、ElanSC410が6,380円。
日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社の小原慎一氏(マルチメディア推進本部マルチメディアシステム部主任技師)は、次のように語っている。「小型デスクトップNCは、わが社の主力戦略商品です。商品を選択する際、パワフルな処理能力と注目に値する価格体系を兼ね備えたAMD製100MHz ElanSC400の搭載がポイントとなるでしょう」
ElanSC400マイクロコントローラは、豊富な実績を誇るAMD製の低電圧Am486(R)マイクロプロセッサをコアとし、PC/AT互換システムに必要となるほぼすべての周辺ロジックをワンチップに集積したデバイス。今回の発表で、33MHz、66MHzに加えて、100MHzのバージョンが加わった。プロセッサは、DOS、Windows(R) CEをはじめ、x86互換の主力リアルタイムOSをサポートしている。
Wyse Technology社のBruce MaGeoch氏(engineering and technology担当シニアバイスプレジデント)は、次のように語っている。「Wyse Technology社は、Windows端末市場において、AMD社と共に活動を進めていけることを大変嬉しく思っています。ユーザ・ニーズに対応したコスト効率のよい現実的な選択肢を提供するため、わが社の最先端Wintermデバイスのミッドレンジ製品群に、AMD製100MHz ElanSC400プロセッサを統合することを決定しました」
Elan SC400マイクロコントローラは、内蔵パワー・マネジメント・ユニット(PMU)、ひとつの32KHzクリスタル入力ですべてのクロックを生成する5つのPLL回路、完全スタティック設計、によってバッテリ寿命の延長を実現している。
消費電力管理、PC/AT互換、LCDグラフィックス制御の諸機能に加え、モバイル・アプリケーションに有用な周辺機器(シリアル・ポート、パラレル・ポート、リアルタイム・クロック(RTC)、デュアルPCカード・コントローラ、マトリクス・キーボード・コントローラなど)も数多く内蔵。またIrDA機能により、高速無線通信をサポートする。
セイコーインスツルメンツ株式会社の酒美保夫氏(情報システム第一総括部長)は、次のように語っている。「シングルチップ、PC/AT互換、モバイル機能の集積、コストパフォーマンス面での優位性によって、当社は今後とも日本における業務用ハンドヘルド市場をリードしていきます」
AMD社のx86互換組み込みプロセッサおよびコントローラであるE86ファミリを用いれば、業界に広く普及しているx86コードでの経験を活かし、完成度の高い設計ツールを選択することが可能。したがって、その他のアーキテクチャを用いた場合にくらべ、製品の市場投入面で大きく優位にたつことができる。また、組み込み製品の設計者は通常、長期にわたり製品の安定供給を求めるため、同社は長期間の製品出荷・サポートを保証している。
AMD社について:
AMD社(創立1969年)は、グローバルな活動を展開する大手IC専業メーカ。パーソナル・コンピュータ、ネットワーク上のコンピュータ、通信機器のメーカに対し、マイクロプロセッサ、フラッシュ・メモリ、プログラマブル・ロジック・デバイス、通信・ネットワークアプリケーション向けIC製品を提供する。本社をカリフォルニア州サニーベールに置き、営業・製造拠点を世界各国に構える。1996年度の売上げは20億ドル。(NYSE:AMD)