-最新のTOP500 スーパーコンピュータ・リストで、東京工業大学およびハイデルベルク大学のAMD Athlon MPプロセッサ搭載機が最速のx86クラスタ・スーパーコンピュータとなる-
Tokyo, Japan -- 2002年6月24日 --日本AMD(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:堺 和夫)は本日、最新のTOP500スーパーコンピュータ・リストにおいて、AMD Athlon™MP プロセッサを搭載した東京工業大学(TITECH)およびドイツ・ハイデルベルク大学のスーパーコンピュータがそれぞれ日本とヨーロッパで最も高い性能を発揮するx86クラスタ・スーパーコンピュータとなったことを明らかにしました。
東京工業大学・学術国際情報センターの松岡聡教授は次のように述べています。「クラスタ・スーパーコンピュータは、高機能スーパーコンピューティングを実現するにあたって最もコスト効率の良い方法です。最新のTOP500ランキングをご覧いただければ分かるとおり、AMD Athlon MP プロセッサは、集中演算を行う科学分野のアプリケーションで必要とされる高い性能を発揮します」
松岡教授は、システムがテラ・フロプッス級の性能(浮動小数点演算回数:1兆回/秒)を実現可能であることに触れながら、さらに次のように述べています。「これらのランキングの重要な点は、ひとつの大学の研究室がテラ級の性能を達成することができることを私どもが実証したということです。近い将来に、多くの研究室で何十もの100テラ・フロップス級のコンピューティング能力を達成し、これらが新しい科学的発見に結びつくことを期待しております」
ハイデルベルグ大学のLinuxクラスタ・システム、HELICSスーパーコンピュータは、同大学のInterdisciplinary Center for Scientific Computing (ICSC)センターで科学的な研究を行うためのシステムです。ICSCセンターは流体力学やヒトゲノム解析、バイオ・コンピューティングおよび応用物理学分野のリーダーです。
ハイデルベルク大学・ICSCセンターのWolfgang Hafemann博士(HELICSプロジェクトのリーダー)は次のように述べています。「AMD Athlon MPプロセッサをベースとしたスーパーコンピュータは、並列計算における私どもの専門知識を支援し、バイオ・コンピューティング、流体力学、最適化問題、技術的なシュミレーションおよびイメージ処理を含む私どもの研究プログラムで費やされる時間の短縮化に貢献しています」
日本AMDの堺 和夫(代表取締役社長)は次のように述べています。「これらの研究が驚くべき成果を導き出す可能性があります。AMDのプロセッサが世界中でバイオ・コンピュータサイエンス、数学および化学といった科学分野の発展に寄与していることに感銘を受けております。AMDは、科学や産業のアプリケーション向けに高性能コンピューティング・ソリューションをお届けするためにコミットしており、今回の活躍は、AMDがどれほど有効的にお客様と協業を進めているか、そしてそれらの協業の成果が最高の結果に結びついていることを強調いたします」
TOP500 Supercomputer Organizationは1993年より毎年2回、「LINPACK」性能測定ベンチマークを用いてあらゆる種類のスーパーコンピュータの性能を測定します。その結果に基づいて、最も強力なコンピューターシステムとして上位500台をリストで公表します。HELICSスーパー・コンピュータは最新のTOP500リスト上で第35位、また、東京工業大学のPresto IIIクラスタは第47位にランクされ、AMDプロセッサをベースとしたシステムは初めてTOP500ランキングの上位10パーセント以内にランクされました。双方のシステムは共にLinuxオペレーティング・システムを使用しています。最新のTop500リストは、ドイツ・ハイデンベルグで開催されたインターナショナル・スーパーコンピュータ・カンファレンスにおいて、6月20日に公開されました。(http://www.top500.org)
AMD Athlon™ MPプロセッサについて:
AMD Athlon MPプロセッサは、高性能マルチプロセッシング・サーバおよびマルチプロセッシング・ワークステーション用の第7世代x86プロセッサです。
AMDのマルチプロセッシング・プラットフォームにおける主要な優位性のひとつがSmart MPテクノロジで、2つのCPU、チップセット、メモリシステムの間のデータ移動を増大させることによって、プラットフォームのトータル性能を拡張します。Smart MPテクノロジは、デュアルプロセッサ・システム上で、1CPUあたり最大毎秒2.1GBのバス帯域を提供するように設計された、ポイント・ツー・ポイントの高速266MHzシステムバスを、2系統備えます。また、マルチプロセッシング環境においてデータとメモリのトラフィックを管理する、最適化されたMOESIキャッシュ・コヒーレンシ・プロトコル機能も備えています。
AMD Athlon MPプロセッサは、特許を有するQuantiSpeed™アーキテクチャを採用しています。同アーキテクチャは、ハードウェア・データ・プリフェッチ機能付き高性能フルスピード・キャッシュ、完全にパイプライン化されたスーパースケーラ浮動小数点エンジン、エクスクルーシブ&スペキュラティブ トランスレーション・ルックアサイド・バッファ(TLB)を備えます。AMD Athlon MPプロセッサはさらに、AMDの3DNow!™テクノロジを拡張する51の新命令を備えた、3DNow!プロフェッショナル・テクノロジを搭載しています。これにより、スムーズかつリッチでリアルな画像や、正確なデジタル音声、質の高いインターネット経験などを実現します。
AMD Athlon MPプロセッサは、安定したSocket Aインフラストラクチャとの互換性を有し、DDRメモリ・テクノロジをサポートしています。
AMDについて:
AMD(創立1969年)は、全世界のパーソナルコンピュータ、ネットワークコンピュータ、通信機器のメーカに対しIC(半導体)製品を提供しています。製造拠点を米国、ヨーロッパ、日本、アジアに構え、マイクロプロセッサ、フラッシュメモリ、通信・ネットワークアプリケーション向けIC製品を生産しています。AMDは、Fortune 500およびStandard & Poor's 500企業にリストアップされています。本社はカリフォルニア州サニーベール、2001年度の売上げは39億ドルです。(NYSE:AMD)