テクノロジ: 革新の原動力
過去20年間、情報技術は、経済活動の活性化、資産の創出、生産性の向上、経済成長のグローバル化において、他のどんな分野よりも貢献してきました。経済、一般消費者、企業、そして政府も、技術革新の恩恵を受けています。
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IT(情報技術)競争がもたらす利点
- 経済
重要な技術分野に真に公正で自由な競争が存在すれば、地域経済とグローバルな経済にとってメリットとなるでしょう。半導体業界が先導する情報技術分野は、世界経済の成長において中心的な役割を果たしています。マイクロプロセッサ業界の競争と革新は、他の業界の成長を加速させ、世界的な経済発展を促すものです。
ホワイトハウス経済諮問委員会の2005年大統領経済報告書によると、アメリカ合衆国の実質国内総生産は、2003年に2.9%の伸びを見せ、その4分の1以上がITによるものでした。
同じことが世界各国でも起きています。欧州委員会による2004年の調査は、情報技術(ヨーロッパでは「情報通信技術」) に対する投資は、1ユーロ当たり50ユーロの付加価値を生み出したと指摘しています。過去20年間における経済発展による生産性向上のほとんどが、ITにおける革新に直接関係するものです。
- 一般消費者
IT市場における競争が盛んになることによって最も大きな恩恵を受けるのは、一般消費者です。公正で自由な競争は、価格の低下と選択肢の拡大を意味するからです。
お客様の選択の自由を制限すれば、革新を阻害することになります。革新が阻害されれば、将来のコンピュータあるいはテクノロジが今より優れたものであって欲しいと望む誰にとっても、妨げとなります。たった1つの企業が価格と品質を決定づけてしまう状況が許される市場は、危険な先例を作ります。
- 政府
政府の調達契約において公正で自由な競争が行われば、世界各国の政府は、IT製品の経費を年間数10億ドル節約することができるでしょう。
アメリカ合衆国政府は、2004会計年度に約175億ドルをコンピューターシステムに費やしており、この額は2009年までに240億ドルに達する見込みです。[1] 競合性のある価格設定、製品の革新と性能の向上は、競争調達の実施によってもたらされます。自由な調達が行われれば、公的機関は確実に、最も価値の優れたものを手に入れると同時に納税者の血税を節約することができます。
- 企業
公正で自由な競争がある市場では、ベンダやメーカは、より幅広く競争力のある製品、しかも多くの場合、より低価格かつ高性能の製品を、世界中の顧客に対して供給可能となります。
競争によって市場原理が働くようになると、有力なテクノロジ企業は、きわめて幅広いオーディエンスに対して最高の製品を提供することができます。
IT産業は近代経済成長の主要な推進力です。そして、その成長を促す媒体となっているのは、マイクロプロセッサのパワーです。
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マイクロプロセッサ: テクノロジの推進力
今日の技術革新の流れを動かしているのはマイクロプロセッサです。マイクロプロセッサの性能向上のペースが、コストを削減し、新製品や新しいサービスの機会を作り出すことによって、他の分野での革新を促しているのです。この革新のペースが持続されるのは、真の競争がある市場においてだけです。
半導体業界における技術的進歩の速度は、生産性の伸びをさらに促進する上で鍵となるでしょう。労働生産性の将来的な向上は、半導体業界の生産ペースと、進歩の具体的な形である製品が経済にどの程度普及するかに大きく依存すると考えられています。[2]
マイクロプロセッサにおける革新は、近年、かつてないほどのペースで進んでいますが、こうした状況はこれまでずっと続いていたわけではなく、また、反競争的な行為によって革新が妨げられる脅威がある限り、将来的にも長く続かない可能性があります。マイクロプロセッサ分野での革新が加速した時期は、1991年まで遡ります。米国の諸裁判所が、Am386® を生産・販売し、インテルと本当の意味で競争するAMDの合法的権利を認めた年です。それまでは、x86(Windows® 対応)プロセッサ・アーキテクチャをインテル 1社が囲い込んでいたため、競争は制限されていました。マイクロプロセッサ業界が競争に向けて開放されたことによって、異例の速さで革新が進む結果となりました。
AMDとの競争でインテルがプレッシャーを受けるようになると、マイクロプロセッサの価格は加速度的に下降し、生産性が高まりました。[3] 半導体市場における競争が激化した結果、製品のライフサイクルが3年から2年に変わったのです。[4]
10年近くの間、AMDは半導体業界における革新と進歩を推進し、テクノロジを、お客様とそのお客様であるエンドユーザ様にとっての具体的な利益に変えてきました。
市場データによると、マイクロプロセッサ市場における競争は、現時点では限られてはいるものの、大幅な価格の低下というメリットを一般消費者にもたらしていることを示しています。公正で自由な競争は、AMDが今後もお客様のために一流の製品を開発し続けていくために不可欠なのです。
競争は革新を生み出します。そして、半導体業界は信じがたいほどの力を備えています。テクノロジは、情報にアクセスする機会と手段の提供によって、命を救い、子供を教育し、親を訓練し、生活を支えることができるのです。
AMDと他の企業が、誰もが同じルールに従って平等に戦える場で競い合うことができるなら、将来、想像をはるかに超える驚くべきテクノロジの世界が待ち受けているでしょう。
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[1] INPUT Federal IT Market Forecast FY2004-FY2009
[2] Source: Journal of Policy Modeling: “Information Technology and Productivity: Where are we now and where are we going,” by Stephen D. Oliner and Daniel E. Sichel. 2003.
[3] Source: Journal of Economic Perspectives: “The New Economy: Post Mortem or Second Wind,” by Martin Neil Baily. Spring 2002.
[4] Source: “Projecting Productivity Growth: Lessons from the U.S. Growth Resurgence,” by Dale W. Jorgenson, Harvard University, Mun S. Ho, Resources for the Future, and Kevin J. Stiroh, Federal Reserve Bank of New York. December 31, 2001. |