
AMDプロセッサーのセキュリティーに関する最新情報
概要
セキュリティーはAMDの最優先事項であり、AMDでは新しいリスクが発生するたびに、お客様の安全性を確保するため、絶えず取り組んでいます。最近公表された発見事項により、継続的にデータを保護し、安全性を確保する必要性が再確認されました。
このサイトには、AMDに関する最新のセキュリティー関連情報が1か所にまとめられています。
最新情報
Spectreの回避策に関する最新情報
2018年4月10日
本日、AMDはMicrosoft Windowsユーザーに向けた、Google Project Zero(GPZ)バリアント2(Spectre)の推奨回避策に関する最新情報を発表します。これらの回避策では、AMDのOEMやマザーボード・パートナーによるプロセッサーのマイクロコードのアップデートを組み合わせて使用するだけでなく、Windowsの最新かつ完全な正規バージョンを実行することが必要になります。Linuxユーザーに向けては、GPZバリアント2に対するAMDの推奨回避策がAMDのLinuxパートナーに提供されており、今年上旬に配信用にリリースされています。
ご注意いただきたい点として、GPZバリアント1(Spectre)の回避策は、すでにAMDエコシステム・パートナーがリリースしており、オペレーティング・システムのアップデートとして提供されています。GPZバリアント3(Meltdown)は、プロセッサーの設計上、AMDは対象になりません。
AMDプロセッサーでバリアント2を悪用することは困難であるとは思われますが、AMDはお客様やパートナーと緊密に連携し、上記のようにオペレーティング・システムのパッチと、AMDプロセッサー用のマイクロコードのアップデートを組み合わせて、さらなるリスク回避策を提供しています。Windows向けにAMDが推奨する回避策について詳述した ホワイトペーパー がリリースされているほか、最新アップデートを入手するための エコシステム・リソース へのリンクも提供されています。
GPZバリアント2/Spectreに対するオペレーティング・システムのアップデート
Microsoftでは、現在Windows 10(バージョン1709)を実行しているAMDユーザーに向けて、バリアント2(Spectre)の回避策が含まれたオペレーティング・システムの更新プログラムをリリースします。Windows Server 2016におけるAMDプロセッサーに向けた、これらの回避策のサポートは、最終的な検証とテストを行った後に提供される予定です。
GPZバリアント2/Spectreに対するAMDマイクロコードのアップデート
さらに、バリアント2(Spectre)に対処するためにAMDが推奨する回避策が組み込まれたマイクロコードのアップデートが、2011年に発売された最初の「Bulldozer」コア製品までのAMDプロセッサーを対象として、お客様およびエコシステム・パートナーにリリースされています。
AMDのお客様は、PCおよびサーバーの製造元およびマザーボード・プロバイダーから提供されるBIOSアップデートをダウンロードすることで、このマイクロコードをインストールできます。最新情報については、プロバイダーにお問い合わせください。
AMDは引き続き業界と連携してセキュリティー脅威からお客様を保護するための対策の開発を進めてまいります。これに伴い、最新情報をこのサイトに随時掲載する予定です。
上級副社長兼最高技術責任者、Mark Papermaster
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お客様向けリソース
デベロッパー向けリソース
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