West Surrey Racing

設計、シミュレーション、革新

現在、多くの設計エンジニアは、包括的な製品の設計、管理、シミュレーション、分析を行うためのプロフェッショナルな環境を提供するSiemens PLM SoftwareのNXに依存しています。高品質のリアルタイム3Dモデリングは、製品開発プロセス全体に不可欠です。多くのアセンブリーには数百または数千のコンポーネントが含まれています。AMDのRadeon™ Proワークステーション・グラフィックス・カードは、最高レベルの性能を発揮できるように、SiemensとAMDによる厳しい検査を経て、認定を受け、設計および構築されています。

West Surrey Racingがレーシングチームの成功を導くためにRadeon ProグラフィックスとSiemens NXをどのように使用しているかご確認ください。

WSRの詳細については、以下の成功事例セクションをご参照ください。

イギリスツーリングカー選手権で5度の優勝を誇るチームは、オフィスとトラックの両方で、HPのプロフェッショナルグラフィックスワークステーションとAMDの高性能GPUを組み合わせて使用しています。

Drew MacDonald氏、Dick Bennetts氏、WSRレーシングが30年にわたってレースの上位を維持するために、Radeon™ Pro WXグラフィックス・カードとHPがどのように役立っているかについて、ご確認ください。

OpenCL™対応

Radeon™ Proワークステーション・グラフィックスは、NX Nastranユーザーが同一ワークステーションで設計およびシミュレーションするための強力なソリューションを提供します。GPU演算は、超並列アーキテクチャーまたは最新のグラフィックス・プロセッサー(GPU)を使用することにより、アプリケーションの性能を向上させる機会を提供します。

OpenCL™対応のRadeon Pro GPUを使用することで、従来はCPUによってのみ実行されていたタスクである、工学分析やシミュレーションの計算を高速化できます。

Advanced Studioを使用したリアルタイムによるリアルな設計

NXの1つの機能であるAdvanced Studioモードは、複雑な影や照明を「リアルタイム」で適用することにより、時間のかかるレンダリングを必要とすることなく、3Dモデルのリアルな表現をエンジニアに提供します。これにより、エンジニアは、製品開発プロセスの非常に早い段階でアセンブリーの外観を分析して視覚化することが可能になります。

ただし、リアリズムを強化した大きなアセンブリーを表示する場合、GPUに対する要求が高まるため、性能、インタラクティブ性、アプリケーションの応答性が低下します。大容量フレームバッファメモリーとGPUアーキテクチャーの進化により、Radeon Proグラフィックス・カードはNXの画質を向上することができます。

データセンターのセキュリティーからNX®を実行

今日の世界経済で競争力を維持するということは、製品の革新と開発を加速させることを意味します。Siemens PLM Softwareポートフォリオの最新リリースでは、柔軟性、性能、セキュリティーの向上を図る仮想デスクトップ環境を実現する機能が導入されています。

今日の設計および製造において、お客様は、柔軟性、性能、セキュリティーの向上を図る方法を模索しながら、一方でITコストを削減するという大きなプレッシャーに直面しています。エンタープライズ企業および大規模サプライヤーにとっては、グローバルな設計チームが新しい場所で迅速な立ち上げができることが必要であり、また1つのサーバーを更新することによってすべてのチームが最新のデータとソフトウェアのインストールに簡単にアクセスできることが必要です。NX設計および工学アプリケーションの仮想化により、IT管理者およびグローバルチームはこれを達成できるようになります。

AMD Multiuser GPU(MxGPU)テクノロジーは、物理的なワークステーション・レベルの2Dおよび3Dグラフィックス・アクセラレーションをデータセンターにもたらします。ローカルデバイスからデータセンターにデータを移動することで、そのデータの複数のコピーを保存して転送する作業は不要になります。これによるバージョン管理の簡素化により、生産性が向上し、ローカルチームとリモートチーム間のコラボレーションが促進されます。IT部門では、複数のハードウェア、OS、アプリケーション構成など個々のワークステーションをサポートする作業が不要になります。ユーザーは、任意のデバイスから仮想デスクトップにログインするだけで、完全なワークステーションの性能とGPUアクセラレーションをいつでも享受できます。Siemens PLM Softwareでは、AMD MxGPUテクノロジーで動作する仮想デスクトップのサポートおよび認定を行うことで、NX®、Tecnomatix®、またはTeamcenter®などの設計、工学、または製造ソリューションをお客様が使用できるようにしています。

マルチディスプレイで生産性を向上

昨今の製品開発ワークフローは大きく変わりました。デザイン、シミュレーション、データ管理、コラボレーションをすべて1つにまとめ、複数のアプリケーションとの連携は、複数の開発ワークフローにおいて一般的なものになっています。

Radeon™ Pro WXシリーズのグラフィックスカードは、AMD Eyefinityマルチディスプレイ・テクノロジーを備え、3台、4台、または6台の高解像度モニターで複数のアプリケーションや製品アセンブリーを単一のグラフィックス・カードから出力ごとに最高4K x 2Kの解像度で表示することができます。1 超解像度の設計表示により、正確かつリアルで、洞察の優れた設計が実現します。また、別のアプリケーションの表示に別の画面を使用することによって、ワークフローを高速化します。

Eyefinity - NX workflow

Siemens NXワークフローに推奨されるRadeon Proハードウェア

NX®向けに調整、最適化、および認定済み®

Radeon™ Pro WXシリーズグラフィックスは、最適なパフォーマンスと互換性を確保するために、Siemens PLMによる厳しいテストと認定を受けています。

Siemens PLMによってテストおよび認定を受けたワークステーションと併用されるRadeon™ Pro WXシリーズグラフィックスは、迅速なモデル作成とレンダリングのための高度な性能と信頼性を提供します。1つの統合ドライバーはすべてのデスクトップおよびモバイルRadeon™ Pro WX製品、Radeon Pro Software ReLiveエディションで利用可能であり、これによりシステムの管理とメンテナンスが簡素化されます。

  モデルのサイズと複雑さ 視覚化 シミュレーション 仮想現実 形状
Radeon™ Pro WX 9100 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● デスクトップ・ワークステーション
Radeon™ Pro WX 8200 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● デスクトップ・ワークステーション
Radeon™ Pro WX 7100 ● ● ● ● ● ● ● ● ● デスクトップ・ワークステーション
Radeon™ Pro WX 5100 ● ● ● ●  ● ● N/A デスクトップ・ワークステーション
Radeon™ Pro WX 4100 ● ●  N/A SFFデスクトップ・ワークステーション
AMD FirePro™ S7150 ● ● ●* ● ● ●* ● ● ●* N/A 仮想化グラフィックス
AMD FirePro™ S7150x2 ● ● ●* ● ● ●* ● ● ●* N/A 仮想化グラフィックス

(*) 構成されるVMの数によって異なります。 GPUあたり2~4人のユーザーが推奨されます。

● 良い ● ● より良い ● ● ● 最高

West Surrey Racing

West Surrey Racing成功事例

Radeon Proグラフィックスは、ニュージーランド人のDick Bennetsが運営する英国のモータースポーツチーム、West Surrey Racing(WSR)の成功に重要な役割を果たしました。このチームは長年にわたり、Mika HakkinenやJonathan Palmerのような優れたレーサーと70回を超えるフォーミュラ3の勝利により世界的に名を轟かせています。2016年にはAMDと提携してチームをレースの次のレベルに導きました。

WSRは、Radeon Pro WXシリーズのグラフィックス・カードを装備したHPワークステーションを使用して、保有しているBMW 125iレーシングカーのフレームを取り出し、その形状をSiemens NXにレーザースキャンしました。Radeon Proで最適化されたアプリケーションは、車をレンダリングしカスタマイズして、高性能な車を産み出すコンポーネントを構築しました。

WSRの上級エンジニアであるDrew MacDonald氏は、Radeon Pro WXグラフィックスを搭載したHP Zワークステーションを試す機会があり、大規模アセンブリーをロードし、処理してみてすぐさまその違いに驚愕しました。

「すべての部品をオンにし、半透明モードで表示してアセンブリーを見れるのが気に入っています。そして特定の部品をソリッド表示に切り替えて作業を進めます。」と、MacDonaldは説明しています。「従来からこの処理は可能でしたが、非常に重い処理でした。今では待ち時間もありません。コンピューター上での処理が高速化するほど、より早くトラックに出てテストすることが可能になります。」

「HPワークステーションとRadeon Pro WXグラフィックス・カードを使用することで、大きな改善を体験できました。ワークショップでの作業を今までより大幅に速く終わらせることができたことにより、より多くの時間を分析に充てることができ、レースカーの性能テストや性能向上の新しい方法を見つけ出すことができます。」

このような成功を受けてWSRでは、データエンジニアがレースウィークエンド中にトラックサイドで使用できるように新しいRadeon Pro搭載ワークステーションへの投資を行いました。

「これまではホイールとダンピングからの重要なデータのダウンロードに数秒かかっていましたが、今は高解像度の結果が即座に得られるため、重要な調整作業を行う時間が増えました。」と、MacDonald氏は語っています。「こうした細かい調整がレースの予選や本レースに大きな影響を及ぼすことがよくあります。最新のテクノロジーを駆使することは、試合を優位に進めて、最終的により速いタイムを出し、優勝を勝ち取るためには非常に重要です。」

Radeon Proワークステーション・グラフィックスを活用することで、WSRが運営するBMW 125i M Sportは公式の2017 BTCCで8勝を挙げ、設立して30年を経た今も引き続き成功を収めています。

脚注

© 2017 Advanced Micro Devices, Inc. ALL rights reserved.AMD、AMD Arrowロゴ、Radeonならびにその組み合わせはAdvanced Micro Devices, Inc.の商標です。その他の名称は情報提供のみを目的として記載されており、各所有者の商標である可能性があります。

  1. AMD Eyefinityテクノロジーは、対応可能なグラフィックスカードで最大6台のDisplayPortモニターをサポートします。サポートされるディスプレイの数、種類、解像度はモデルとボード設計によって異なります。仕様については購入前にメーカーにご確認ください。2台以上のディスプレイ、または複数のディスプレイを単一の出力から有効にするには、DisplayPort™対応モニターやDisplayPort 2 MST対応ハブなどの追加ハードウェアが必要になる可能性があります。詳細については、www.amd.com/eyefinityfaq をご参照ください。