MAXON Cinema 4D™

統合GPUパス・トレース・レンダラーを備えた最初の市販3Dアプリケーション

(OpenCLオープン標準に基づく)

Radeon™ ProRenderの統合により、Cinema 4Dは、OpenCLオープン標準に基づく統合GPUパス・トレース・レンダラーを備えた最初の市販3Dアプリケーションになります。

AMDは、Radeon™ ProRenderを最新の単方向パス・トレース・レンダラーとして開発しました。これは、不偏レンダリングを提供し、GPUアクセラレーションを備えています。OpenCL™に基づいているため、ユーザーはさまざまなメーカーのグラフィックス・カードでレンダリングすることが可能です。この柔軟性を生み出すことが、AMDとMAXONが協力し、Radeon™ ProRenderをCinema 4D Release 19にネイティブに統合する理由の1つでした。

すでに完全反射率ベースの素材を作成しているCinema 4Dユーザーにとっては、ワークフローに関して違いは生じないため、Radeon™ ProRenderがレンダリング時に実現する超高速化のメリットを即座に享受できます。

Cinema 4DでのRadeon™ ProRenderの使用

MAXON Cinema 4D™ + Radeon ProRender

1.Radeon™ ProRenderを起動

Cinema 4Dのレンダリング設定でRadeon™ ProRenderを選択後、ビューポートで直接インタラクティブ・プレビューをアクティブ化できます。編集時のインタラクティブ性を高めるために、最小解像度パラメーターを使用してレンダリングの開始時にプレビューのアンダーサンプリングを行います。シーンにガラス素材が含まれている場合は、レイ深度を増やす必要があります。

MAXON Cinema 4D™ + Radeon ProRender

2.照明

素材を調整する前に、シーンに照明を使用して、クレイのレンダリングを行うのが一般的です。これにより、シーン内の光の分散とムードを確認できます。HDRIによる照明は、即座にフォトリアリスティックな結果をもたらします。また、追加のソースを使用して外観を改善することも可能です。光源のサイズはPBRワークフローの強度に影響を及ぼす点に注意してください。大きいほど明るくなります。

MAXON Cinema 4D™ + Radeon ProRender

3.素材

物理ベースのワークフローをしっかりと守ることが重要です。これがCinema 4D Release 19に新しい反射率ベースの素材が存在する理由です。カラーチャネルは、ベースレイヤーとして、100%のLambertionまたはOren-Nayar拡散反射に置き換えられます。現実の世界では完全な反射が存在しないため、反射レイヤーのラフネスの最小値を1~3%にしてください。

MAXON Cinema 4D™ + Radeon ProRender

4.被写界深度

被写界深度は、レンダリング設定でワンクリックで追加できます。画像全体がぼやけている場合は、フォーカス・オブジェクトをシーンに追加して、カメラの「焦点距離」パラメーターを調整します。現実世界のように、DOFの強さはカメラのFストップ設定によって制御されますが、カメラとオブジェクト間の距離によっても制御されるため、常に現実世界のスケールで作業を行ってください!

MAXON Cinema 4D™ + Radeon ProRender

5.トーンマッピング

トーンマッピングは、グローバル・イルミネーション画像をレンダリングする際に欠かせない効果です。[効果]ドロップダウンから[トーンマッピング]を選択して、Cinema 4Dのレンダリング設定でアクティブ化します。現在、露出、ISO、Fストップ、ガンマなどに基づいて、各種アルゴリズムおよび適切な色から選択することが可能です。

MAXON Cinema 4D™ + Radeon ProRender

6.最終仕上げとオフライン・レンダリング

最終の仕上げで、Radeon™ ProRenderビューポートの品質をプレビューからオフラインに切り替えます。これにより画質は向上しますが、レンダリング時間がより長くなる場合もあります。FireFlyフィルターの閾値を調整して、パストレーサーによく見かけられるホットピクセルを取り除きます。最終レンダリングでは、[ピクチャービューアーへのレンダリング]をクリックします。vRAMに収まらない高解像度の画像をレンダリングする場合は、バケットレンダリングを有効にします。

推奨されるハードウェア

スペックの概要 Radeon™ Pro WX 9100 Radeon™ Pro Duo
GPUアーキテクチャー 「Vega」 「Polaris」
単精度演算性能(ピーク) 12.29 TFLOPS 11.45 TFLOPS
メモリー 16GB HBC 32GB GDDR5 (16GB x2)
メモリー帯域幅 484 GB/秒 448 GB/秒 (224 x2)
ディスプレイ出力 6 Mini-DisplayPort™ 1.4/HDR対応出力 3 DisplayPort™ 1.4/HDR対応出力、1 HDMI™ 2.0出力

Radeon™ ProRenderは、OpenCL™に基づく強力かつ汎用性の高い新しいレイトレーサーです。これは、複数のGPUのフルパワーを駆使し、CPUをフォールバックとして使用するように設計されています。この柔軟性により、MAXONはRadeon™ ProRenderを受賞実績のある次世代3DソリューションCinema 4Dにネイティブに統合しました。

Radeon WX 9100

16GBの高帯域幅メモリーを搭載したAMDの新しい「Vega」アーキテクチャーをベースにしたRadeon™ Pro WX 9100グラフィックス・カードは、Cinema 4DにおけるRadeon™ ProRenderの完ぺきなパートナーです。性能を向上させるために、システムにRadeon Pro WX 9100カードをさらに追加してください。

Radeon Pro Duo

2つの「Polaris」ベースのGPUと32GBのGDDR5メモリー(1GPUあたり16GB)を搭載したRadeon™ Pro Duoグラフィックス・カードは、Cinema 4D向けの費用対効果の高い高性能なカードをお探しのユーザーに最適です。

MAXON Cinema 4D™ + Radeon ProRender

事例研究:Bomper Studio

現代の視覚効果の分野は、驚異的な速度で変わっており、スタジオは強力な新しいツールを開発するために力を注ぐと同時に、制作で使用できる可能な限りボトルネックの少ないハードウェアを見つけようと試みます。サウスウェールズのスタジオ、Bomper StudioがRadeon™ ProRenderおよびRyzen™ Processor + Radeon™ Proグラフィックス・ベースのワークステーションを活用して、受賞実績のあるCGIアニメーションや静止画を各種クライアントにどのように提供しているかその内容をお読みください。

脚注

© 2017 Advanced Micro Devices, Inc. ALL rights reserved.AMD、AMD Arrowロゴ、Radeon、LiquidVR、ならびにその組み合わせは、Advanced Micro Devices, Inc.の商標です。OpenCLは、Khronosの許可により使用されるApple Inc.の商標です。本書に記載されているその他の製品名は識別のために使用されたものであり、それぞれの企業の商標である可能性があります。

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