クラウドから提供されるRadeon™ Proグラフィックス。

Radeon™ Pro MxGPU(Multiuser GPU)テクノロジーにより、クラウド・サービス・プロバイダーはクラウド環境で仮想化GPUを提供できます。AMDの仮想化または共有GPUは、クラウドパートナーがGPUベースの環境を柔軟に拡張できるように、セキュリティーと低コストのクラウドベースのインスタンスを提供します。

AMDのテクノロジー

仮想化向けAMD GPUを支えるテクノロジーは、業界初のハードウェアベースの仮想化GPUを実現するもので、MxGPU(Multiuser GPU)と呼ばれています。AMDのMxGPUは、SR-IOVと呼ばれるPCI Express®規格に基づく組み込み型仮想化エンジンを軸として設計されています。このエンジンにより、複数のユーザー間でGPUリソースの共有が可能になり、IT管理者が必要とする、またエンドユーザーが感謝する予測可能な性能が実現します。

MxGPUは、厳しいGPU仮想化問題へのシンプルなアプローチです。仮想化機能はシリコンに直接組み込まれているため、ハイパーバイザーに必要なのは1つの小さなホストドライバーのみです。クラウド・サービス・プロバイダーは、GPUの仮想化をよりシンプルにし、より多くのユーザーがアクセスできるようにこのアプローチを採用しています。

Amazon AppStream 2.0 logo

AWS(Amazon Web Services)は、Amazon AppStream 2.0における新しいグラフィックス・デザインのインスタンスタイプにAMD Radeon™ Pro MxGPU(Multiuser GPU)テクノロジーを採用しました。Amazon AppStream 2.0は完全に管理された安全なアプリケーション・ストリーミング・サービスで、これによりデスクトップ・アプリケーションをAWSからWebブラウザを実行している任意のデバイスにストリーミングすることが可能になります。

この新しいグラフィックス・デザインのインスタンスタイプは、Radeon™ Proグラフィックス製品の仮想化グラフィックスの主力製品であるAMD FirePro™ S7150x2 GPUで実行されます。2 グラフィックス・デザイン・インスタンスを使用することで、ユーザーは、グラフィックス・ワークステーション使用時のほんのわずかなコストでグラフィックス・アクセラレーテッド・アプリケーションを実行できます。また、AppStream 2.0でグラフィックス・アプリケーションをストリーミングするコストを最大50%削減できます1。これらのインスタンスは、Adobe® Premiere® Pro、Autodesk® Revit® またはSiemens NX™ソフトウェアなど、DirectX®、OpenGL®やOpenCL™のハードウェア・アクセラレーションに依存するアプリケーションを提供する場合に最適です。

AMDで強化されたAmazon AppStream 2.0の詳細については、以下をご覧ください:https://aws.amazon.com/appstream2/

AMD Radeon™ Pro GPUのメリット

AMD Radeon™ Pro GPUで強化されたアプリケーションをクラウドから実行するメリット

セキュリティー

今日のデザイナーやエンジニアが使用するデータセットが大きくなるほど、そのデータセットはより価値の高いものになります。この貴重なIPをローカルPCやワークステーションに保存する場合、企業はハッキング、盗難、不正アクセスにさらされることになります。クラウドで提供されるアプリケーションおよびワークステーションはこの問題に対処します。

コラボレーション

アプリケーションやデータセットがクラウドで提供される場合、デザイナーやエンジニアはローカルにダウンロードしたり、ファイル共有をする必要がありません。コラボレーションはよりダイナミックとなり、24時間を通した効率性を実現します。

スタッフ配置の柔軟性

現代の組織は、よりダイナミックであり、プロジェクトベースです。企業は、契約や永続的なリソースの加減を迅速に行います。クラウドからアプリケーションやデスクトップ演算を提供することにより、企業は、必要に応じて、コスト効率の高い方法で、地理的な境界を超えて、拡大/縮小できます。

性能の拡張

3Dアプリケーションは、クラウド・インフラストラクチャー上に展開、レンダリングされ、そしてその出力はデスクトップ・ブラウザにストリーミングされます。アプリケーションはクラウドで実行されるため、アプリケーションのストリーミング先となるデバイスを問わず、膨大な演算やストレージのニーズに対応するように拡張が可能です。

より多くのデバイスでより多くのユーザーに提供

アプリケーションプロバイダーは、Radeon™ Pro MxGPUテクノロジーのパワーを活用することで、ローカルデバイスのグラフィックス能力が低いと通常は不可能な体験を提供することが可能になります。

AMD Radeon™ Proグラフィックス・テクノロジーにより、GPUの大きな負荷が解消される

アプリケーションは、クラウドからワークステーションクラスのグラフィックス性能を提供する目的で構築されたGPUによって提供されます。Radeon™ Proグラフィックス・ドライバーを使用することにより、アプリケーション開発者は、クラウドからストリーミングされたアプリケーションを必要とされる性能で実行し、ユーザーが期待する体験に応えることができるという確信が持てます。

高レスポンスの高解像度ワークステーションクラスGPU

クラウドに実装された場合、アプリケーションは、デスクサイドのワークステーションからユーザーが得られるものと同じいつもの高レスポンスで高精細度の体験で提供されます。

企業ITの生産性の向上

企業は、新しいハードウェアを購入することなく、多くのリソースが必要なWindows® アプリケーションを従業員が使用できるようにできます。CAPEX予算について懸念を抱いている企業は、設備費を支出することなく、必要な性能を得ることができます。

脚注

AMD、AMDの矢印のロゴ、FirePro, Radeon™、ならびにその組み合わせは、Advanced Micro Devices, Inc.の商標です。DirectXおよびWindowsは、米国およびその他管轄地域におけるMicrosoft Corporationの登録商標です。OpenCLは、Khronos Group, Inc.の許可により使用されるApple Inc.の商標です。OpenGLは、Khronos Group, Inc.の許可により使用されるSilicon Graphics Inc.の登録商標です。その他の名称は情報提供のみを目的として記載されており、各所有者の商標です。

  1. https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2017/09/introducing-amazon-appstream-2-graphics-design-a-new-lower-cost-instance-type-for-streaming-graphics-applications/ を参照してください。
  2. Radeon™ Proグラフィックスには、Radeon™ Pro WXシリーズ、Radeon™ Pro SSG、Radeon™ Pro Duoなどのプロフェッショナルグラフィックス製品のほか、AMD FirePro、ATI FirePro、ATI FireMV、ATI FireGLおよびATIFireStreamなどのレガシー製品ソリューションが含まれます。詳細については、http://www.amd.com/ja-jp/products/graphics/workstation/radeon-pro を参照してください。