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— AMD Alveo UL3422 アクセラレータは、高頻度取引で最速の取引実行を実現し、
競争優位性を提供するとともに、参入のハードルを引き下げます。—

AMD (NASDAQ: AMD) は本日、超低遅延の電子取引向けに設計されたアクセラレータの最新モデル、 AMD Alveo™ UL3422 アクセラレータカードを発表しました。 AMD Alveo UL3422 は、トレーディング企業、マーケットメーカー、金融機関向けに、ラックスペースやコストを抑えたスリムな設計で、幅広いサーバーに素早く導入できるように作られています。

Alveo UL3422 アクセラレータは、 AMD Virtex™ UltraScale+™ FPGA を搭載し、高速取引向けにカスタム設計された新しいトランシーバーアーキテクチャと強化されたネットワーク接続コアを備えています。これにより、 3 ナノ秒未満の超低遅延を実現し、標準的な市販のFPGAでは不可能な革新的な『ティック・トゥ・トレード』パフォーマンスを提供します。

AMD の Adaptive Computing Group 担当コーポレートバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーである Yousef Khalilollahi は、次のように述べています。「スピードは、競争が激化する高速取引の世界で最大の武器です。 Alveo UL3422 カードは、最先端の低遅延性能を保ちながら、コストを抑えた参入機会を提供し、超低遅延取引で競争力を維持したいあらゆる規模の企業にとって手の届きやすい選択肢となります」

コスト効率に優れた導入向けの新スリム設計

Alveo UL3422 アクセラレータカードは、さまざまなサーバーや共同設置型データセンターに対応するスリムなFHHL (フルハイト ハーフレングス) 設計です。

前モデルと比べ、ポート密度、オンボードメモリ、接続オプションを削減しつつ、同じ AMD Virtex UltraScale+ VU2P FPGA を使用して超低遅延を実現しています。

その結果、 Alveo UL3422 は、ティック トゥ トレード性能で現在の STAC-T0 ベンチマーク世界記録を持つ Alveo UL3524 アクセラレータカードと同等の性能を維持しながら、サイズは半分になっています。スリムな FHHL 設計により、金融機関はコストを抑えつつ、計算密度とラックスペースを効率的に最適化できます。

エコシステムソリューションと迅速な取引導入

Alveo UL3422 アクセラレータカードは、既存のインフラエコシステムソリューションやリファレンスデザインを活用し、素早い導入を可能にします。これにより、取引開発者は迅速に設計を完了し、早く市場に投入するための優位性を得られます。

また、 IP や開発フレームワークを提供するエコシステムパートナーの拡大するネットワークにより、取引ソリューションを迅速に実装できます。

  • Exegy : エンドツーエンドのフロントオフィス取引ソリューションを提供する Exegy は、 AMD Alveo UL3422 カードを自社の開発フレームワーク (nxFramework) でサポートしています。 nxFramework は、金融業界向けの超低遅延 FPGA アプリケーションを効率的に構築・維持するために設計されたハードウェアおよびソフトウェアの開発環境です。
  • Hypertec : 金融サービス業界向けにハードウェア、クラウド、付加価値ソリューションを提供する Hypertec は、 AMD と密接に連携してきました。同社の HF X410R-G6 サーバーは、 Alveo UL3422 アクセラレータをサポートする認証を取得し、このカードに完全最適化された初の 1U サーバーです。
  • Xelera Technologies : 高速ネットワーク技術や機械学習 (ML) アプリケーション向けソフトウェアを提供する Xelera Technologies は、 ML アルゴリズムが高頻度取引で抱える遅延の課題を解決するために AMD と協力しました。 Xelera Silva を使用することで、 XGBoost 、 LightGBM 、 CatBoost などの高度なモデルを活用しながら、リアルタイムで ML ベースの取引判断が可能です。

Alveo UL3422 は、 AMD Vivado™ Design Suite を使用した従来の FPGA フローに対応し、リファレンスデザインやパフォーマンスベンチマークが付属しています。これにより、 FPGA デザイナーは主要な指標を素早く評価し、仕様に応じたカスタム取引戦略を開発できます。

AMD は、開発者向けにオープンソースでコミュニティサポートされている FINN 開発フレームワークも提供しており、低遅延の AI モデルを高性能な取引システムに導入できます。 FINN は PyTorch とニューラルネットワークの量子化技術を活用し、モデルのサイズを削減しつつ精度を維持するよう設計されています。 FINN コンパイラは、 AMD の FPGA で使用可能な量子化ニューラルネットワーク (QNN) ハードウェア IP ブロックを生成します。

AMD Alveo UL3422 アクセラレータカードは、現在提供されており、量産体制で世界中の金融サービス顧客に出荷されています。

参考情報

  • Alveo UL3422 accelerator card についてはこちら
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  • 本プレスリリースは、 2024 年 10 月 14 日 (米国時間 / PT ) に米国本社で発表されたプレスリリースの抄訳版です。リリース全文については原文 (英語) をご参照ください。

AMDについて

AMD は、ハイパフォーマンス コンピューティング、グラフィックスと視覚化技術において 50 年以上にわたり革新をもたらしてきました。世界中の何十億人もの消費者、フォーチュン 500 企業、最先端の科学研究機関が、日常の生活、仕事、遊びを向上させるために、 AMD のテクノロジを支持しています。 AMD 社員は、可能性の限界を押し上げる高性能で適応性の高い製品開発に注力しています。日本 AMD 株式会社は、 AMD の日本法人です。 AMD のさらなる詳細は、 AMD のウェブサイト、 Facebook または X をご覧ください。

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