
効率的で順応性の高い無線ユニットにより、グローバルなモバイル・ネットワーク・インフラストラクチャーを拡張、メタバース対応ネットワークへのOpen RANの採用を促進
AMD(米国本社:米カルフォルニア州サンタクララ、社長兼CEO:リサ・スー)は本日、同社のXilinx® Zynq® UltraScale+™ RFSoCにより、4G/5Gのグローバル・モバイル・ネットワーク・インフラストラクチャーを拡張するための、複数のEvenstar無線ユニット(RU)の開発が可能になったことを発表しました。インターネット接続性への要求が急速に高まっている中、それを支えるインフラストラクチャーも歩調を合わせて改善する必要があります。Meta Connectivityが主導するEvenstarプログラムは、順応性があり、効率が高く、メタバースに対応した、Open RANエコシステムの4Gおよび5Gネットワークのために、通信事業者とテクノロジー・パートナーが無線アクセス・ネットワーク(RAN)のリファレンス設計を共同で構築するための取り組みです。
Xilinx Zynq RFSoCアーキテクチャーを使用したEvenstar RUは、同じ基本ハードウェアを使用して、4G/5G、ミリ波、サブ6GHzを含む広範な要件に柔軟に対応することができます。このプラットフォームの活用により、多様な無線の構成や新たな標準規格に対応できるため、無線ベンダーは新しい市場の機会に迅速に対応することが可能になります。
Meta Connectivityのワイヤレス・エンジニアリング・ディレクターを務めるジェイディープ・ラナーデ(Jaydeep Ranade)氏は、次のように述べています。「エコシステム・パートナーとの提携により、AMD RFSoCソリューションがEvenstar RUに組み込まれることをとても楽しみにしています。業界のためのオープンな非集約型ソリューションをこれからも支えながら、ネットワークの進化とともにイノベーションを加速させる方法を新たに生み出すことを期待しています。」
AMDのデータ・センターおよびコミュニケーション・グループ担当バイス・プレジデントを務めるダン・マンスール(Dan Mansur)は、次のように述べています。「AMDの適応型無線テクノロジーを内蔵したEvenstar無線の開発は、当社にとって大きな成果です。我々は、Meta Connectivityのエコシステム・パートナーであることに誇りを持っています。これからもお互いに協力してEvenstarの設計を進め、柔軟で拡張性が高く効率的なワイヤレス・ソリューションを実現することを楽しみにしています。」
5G無線には、広範な展開に向けて帯域幅、電力、投資対効果の条件を満たしながら、Open RANなどの進化を続ける5G標準や革新的な5Gビジネス・モデルに合わせて拡張できるソリューションが必要とされています。Xilinx Zynq RFSocテクノロジーを使用したEvenstar RUは、通信事業者に向けて、モバイル・ネットワークの構築におけるより多くの選択肢と高い柔軟性を提供します。
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