
– AMDの新しいSocket AM5プラットフォームと世界初5nmデスクトップ・プロセッサーが、ゲーマーやコンテンツ・クリエーターに強力なパフォーマンスを提供 –
AMD(米国本社:米カルフォルニア州サンタクララ、社長兼CEO:リサ・スー)は本日、ゲーマー、エンスージアスト、コンテンツ・クリエイター向けに新しい「Zen 4」アーキテクチャーを搭載したRyzen™ 7000シリーズ・デスクトップ・プロセッサーのラインアップを発表しました。最大16コア/32スレッドを備え、最適化された高性能なTSMC 5nmプロセスノードで構築された本製品は、優れたパフォーマンスとエネルギー効率を実現します。「AMD Ryzen 7950Xプロセッサー」は、前世代と比較して、シングルコア性能が最大29%、POV Rayにおけるコンテンツ・クリエーターの演算性能が最大45%、特定タイトルにおけるゲーム性能が最大15%、ワットあたりの性能が最大27%向上しています。新しいSocket AM5プラットフォームは、AMDのデスクトップ・プラットフォームとして最も拡張性が高く、2025年までのサポートに対応した長期的な設計を実現しています。
AMD Ryzen 7000シリーズ・デスクトップ・プロセッサー
AMD Ryzen 7000シリーズは、「Zen 3」と比較して、再び2桁のIPC向上を実現し、Zenアーキテクチャーがもたらす革新性、実行性、デリバリーの実績をさらに強化しています。世界初のx86 5nm高性能CPUである本製品は、Zen 4アーキテクチャーによる優れた性能により、ゲームやコンテンツ制作のパフォーマンス・リーダーシップを新たなレベルに押し上げます。
最もハイエンドで16コアを備えたAMD Ryzen 9 7950Xプロセッサーは、V-Ray Renderにおけるコンテンツ制作性能が競合製品と比較して最大57%向上しています。一方、6コアの「AMD Ryzen 5 7600Xプロセッサー」でも、競合他社のフラッグシップ製品と比較して、一部のタイトルで平均5%高速なゲーミング・パフォーマンスを実現します。
AMD Ryzen 7950Xプロセッサーは、競合製品と比較して最大47%のエネルギー効率向上を達成しています。Ryzen 7000シリーズ・プロセッサーは、コアの他に、新しい6nm I/Oダイを搭載しており、ハードウェア・アクセラレーションによるビデオエンコード/デコード、軽負荷のグラフィックス作業、マルチディスプレイのサポートが可能になりました。CPU全体では、AMDの超高効率モバイル・プロセッサーを活用したさまざまな新しい電力制御テクノロジーにより、これまで以上に効率性が高まりました。
Ryzen 7000シリーズ・デスクトップ・プロセッサーは、9月27日よりグローバルにて販売開始となります。
製品モデル |
コア/スレッド |
ブースト/ ベース周波数 |
最大キャッシュ |
PCle® |
TDP |
AMD Ryzen 9 7950X |
16C/32T |
Up to 5.7/4.5GHZ |
80MB |
Gen 5 |
170W |
AMD Ryzen 9 7900X |
12C/24T |
Up to 5.6/4.7GHZ |
76MB |
Gen 5 |
170W |
AMD Ryzen 9 7700X |
8C/16T |
Up to 5.4/4.5GHZ |
40MB |
Gen 5 |
105W |
AMD Ryzen 9 7600X |
6C/12T |
Up to 5.3/4.7GHZ |
38MB |
Gen 5 |
105W |
新しいAMD Socket AM5のアップデート
Ryzen 7000シリーズ・デスクトップ・プロセッサーの発表に伴い、AMDは、デュアルチャネルDDR5メモリーなどの最先端の接続機能を提供する、新しいSocket AM5プラットフォームを発表しました。AM5プラットフォームは、最大24のPCIe 5.0レーンを搭載し、AMDのデスクトップ・プラットフォームとしてこれまでで最も拡張性の高いものです。PCIe Gen 5やDDR5メモリーなど、新しく進化するテクノロジーに対応しており、AMDは2025年以降にわたって、長期的なサポートを提供する予定です。
新しいSocket AM5マザーボード・ファミリーは、4つの新しいチップセットを搭載し、ユーザーの希望に応じたパワーと柔軟性を提供します。各チップセットの特長は以下の通りです。
- AMD X670 Extreme:グラフィックスとストレージでPCIe 5.0に対応し、優れた接続性とオーバークロック性能を実現。
- AMD X670:エンスージアスト向けのオーバークロックだけでなく、PCIe 5.0に対応したストレージとグラフィックスをオプションでサポート
- AMD B650E: パフォーマンス・ユーザー向けに設計され、PCIe 5.0ストレージと、オプションでグラフィックスをサポート
- AMD B650:DDR5メモリーに対応し、オプションでPCIe 5.0をサポートするメインストリーム・ユーザー向けの設計
新しいマザーボードのうち、AMD X670、X670Eは9月発売、AMD B650E、B650は10月発売を予定しています。
AMD EXPO™テクノロジー
Ryzen 7000シリーズ・デスクトップ・プロセッサー向けに開発され、AMD Socket AM5マザーボード用に最適化されたAMD EXPOテクノロジーは、DDR5メモリーのオーバークロック用に高度なプロファイル設定を提供します。高性能ゲーム用に最適化された「F1® 2022」では、AMD EXPOテクノロジーにより最大11%の高速化が可能になります。
AMD EXPOテクノロジーは、あらかじめ設定されたオーバークロック・プロファイルよりも、さらに高度なゲーム性能を実現するために設計されており、簡単に導入することができます。AMD EXPO テクノロジー対応モジュールの詳細については、公開されている自己認証レポートにて、モジュールのタイミング表、コンポーネント、メモリーの仕様を決定するために使用したシステム構成を確認することができます。AMDは、メモリー・パートナーに対し、ロイヤリティやライセンス料なしでEXPOテクノロジーを提供します。
AMD EXPOテクノロジーは、AMD Ryzen 7000シリーズ・プロセッサーとともに利用可能となり、ADATA、Corsair、GeIL、G.SKILL、Kingstonから提供される予定です。15種類以上のAMD EXPOテクノロジー対応メモリーキットが発売予定で、最大DDR5-6400の速度に対応します。
参考情報
- 本件に関するYouTubeでの基調講演(英語)
- AMD Ryzen 7000シリーズ・デスクトップ・プロセッサーに関する詳細
- AMD EXPOに関する詳細
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- 本プレスリリースは、2022年8月29日(現地時間)に米国本社で発表されたプレスリリースの抄訳版です。リリース全文については原文(英語)をご参照ください。
AMDについて
AMDは、ハイパフォーマンス・コンピューティング、グラフィックスと視覚化技術において50年以上にわたり革新をもたらしてきました。世界中の何十億人もの消費者、フォーチュン500企業、最先端の科学研究機関が、日常の生活、仕事、遊びを向上させるために、AMDのテクノロジーに頼っています。AMD社員は、可能性の限界を押し上げる高性能で適応性の高い製品開発に注力しています。日本AMD株式会社は、AMDの日本法人です。AMDのさらなる詳細については、AMDのウェブサイト、Facebookまたはツイッターをご覧ください。
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