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— AMD によって検証されたソリューションは、 ODM パートナーに AI 推論、センサー フュージョン、産業用ネットワーキング、制御、可視化への簡素化されたパスを提供します —

2024 年 2 月 6 日、カリフォルニア州サンタクララ発— AMD (NASDAQ: AMD) は、AMD Embedded+ の発売を発表しました。これは、 AMD Ryzen™ 組み込み型プロセッサと Versal™ 適応型 SoC を単一のボード上に統合し、スケーラブルで電力効率の高いソリューションを提供することで、 original design manufacturer (ODM) パートナーの市場投入までの開発時間を短縮することができる、新しいアーキテクチャ ソリューションです。

AMD によって検証された統合型コンピュート プラットフォーム Embedded+ は、 ODM のお客様が追加のハードウェアや研究開発リソースを費やすことなく、認証および構築にかかる時間を短縮することで、より迅速な市場導入の実現に役立ちます。 Embedded+ アーキテクチャを使用した ODM によるプラットフォームの統合は、共通のソフトウェア プラットフォームを使用して、医療、産業、および自動車アプリケーション向けに、低消費電力、小型フォーム ファクタ、そしてより長期的なライフサイクル設計に備えた製品の開発ができるようになります。

AMD 産業、ビジョン、ヘルスケア、サイエンスマーケットのシニアディレクター、 Chetan Khona は次の通り述べています。「自動化されたシステムでは、センサーデータの価値は時間とともに低下していくため、できるだけ新鮮な情報を基に動作し、最低のレイテンシーで確実な応答を実現する必要があります。産業用および医療用のアプリケーションでは、多くの意思決定がミリ秒単位で行われる必要があります。 Embedded+ は、エネルギー効率と高性能なコンピューティングによって、パートナーや顧客データの価値を最大化することにより、 ODM パートナーが、顧客や市場のニーズに迅速かつ効果的な対応に専念できるように支援します」

Embedded+ アーキテクチャは、業界初の試みとして、最先端の AMD x86 コンピューティングを統合されたグラフィックスおよびプログラマブルハードウェアと組み合わせることにより、 AI 推論やセンサーフュージョンに応用しています。

Adaptive computing (適応型コンピューティング) は、決定論的な超低レイテンシー処理に優れており、一方で AI エンジンはワット当たりのパフォーマンスを向上させます。 x86 ベースの「 Zen 」ハイパフォーマンスコアと Radeon™ グラフィックスを搭載した Ryzen Embedded プロセッサは、 4K マルチメディア体験を向上させるための世界クラスのレンダリングおよびディスプレイオプションはもちろん、 4K H.264/H.265 エンコードおよびデコードのための動画コーデックも内蔵しています。

低レイテンシー処理とワット当たりのパフォーマンスの組み合わせにより、 I/O の柔軟性を用いてリアルタイムで適応型コンピューティングを行ったり、推論のための AI エンジンや AMD Radeon グラフィックスなど、各技術の最良の側面を活かしたソリューション内で主要なタスクをハイパフォーマンスでこなすことが可能となります。

Sapphire Technology 社より初の AMD Embedded+ ODM ソリューションを提供

AMD Embedded+ では、システム設計者が Embedded+ アーキテクチャに基づく ODM ボードのエコシステムから選択し、顧客の対象となるアプリケーションに最適な性能と電力プロファイルを提供するための製品ポートフォリオを拡張することができます。

Embedded+ アーキテクチャを採用した初の ODM ソリューションは、 Sapphire Technology 社の低消費電力の Mini-ITX フォームファクターマザーボード、 Sapphire Edge+ VPR-4616-MB です。この製品は、 Ryzen Embedded R2314 プロセッサと Versal AI Edge VE2302 Adaptive SoC を活用することにより、 30W の低消費電力で一連の機能を提供します。 VPR-4616-MB は、メモリ、ストレージ、電源、シャーシを含むフルシステムとしても利用可能です。

Sapphire Technology のシニアバイスプレジデントである Adrian Thompson は、次の通り述べています。「検証済みで信頼性のあるコンピュートアーキテクチャを使用することで、製品の他の側面を強化するためにリソースを集中することができ、市場投入までの時間を短縮し、研究開発コストを削減できます。 Embedded+ は、卓越した性能と機能を備えたソリューションを構築するための、優れた統合プラットフォームです」

Sapphire Technology 社の Embedded+ 対応 VPR-4616-MB は、 Embedded+ の発売と同時に購入することができます。

参考情報

  • AMD Embedded+ の詳細
  • Sapphire Edge+ VPR-4616-MB の購入についてはこちら
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  • 本プレスリリースは、 2024 年 2 月 6 日 (現地時間) に米国本社で発表されたプレスリリースの抄訳版です。リリース全文については原文 (英語) をご参照ください。

AMDについて

AMD は、ハイパフォーマンス コンピューティング、グラフィックスと視覚化技術において 50 年以上にわたり革新をもたらしてきました。世界中の何十億人もの消費者、フォーチュン 500 企業、最先端の科学研究機関が、日常の生活、仕事、遊びを向上させるために、 AMD のテクノロジを支持しています。 AMD 社員は、可能性の限界を押し上げる高性能で適応性の高い製品開発に注力しています。日本 AMD 株式会社は、 AMD の日本法人です。 AMD のさらなる詳細は、 AMD のウェブサイトFacebookまたはXをご覧ください。

  • AMD の名称、ロゴマークおよびすべての AMD 製品の名称は、 Advanced Micro Devices, Inc. の登録商標または商標です。
  • その他、このプレスリリースに記載されている会社名および製品、サービス名は、各社の登録商標または商標です。
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