概要

AMD が長期間にわたってシン クライアント市場をリードしてきた理由について説明します。当社のソリューションは、コストと消費電力を削減する一方で、バッテリ ライフを延ばし、長時間快適に使用できるというユーザー エクスペリエンスを実現する新世代シン クライアント デバイスを構築できるように設計されています。

主な利点

高速で柔軟なアクセス

シン クライアントは、ユーザーが使用しているシステムが何かに関係なく、認証情報が検証され、安全性が確保された状態で、クラウドにあるデータやアプリケーションにアクセスできるため、ユーザーが複数のシステムを共用している環境に理想的です。

Server room or server computers

管理のしやすさ

データ ストレージと管理がクラウドベースであり、一元化されているため、個別の PC の設定、管理、バックアップなど貴重な IT リソースを消費する煩雑なプロセスを行う必要がありません。

電力効率

シン クライアントは、システムの消費電力が低いため、デスクトップよりも電力効率が高くなります。そのため、デバイス レベルで電力を節約でき、その節約効果が施設のインフラストラクチャ全体に行き渡ります。シングル CPU コアの場合に 4.5 W、デュアル CPU コアの場合に 6.4 W と、熱を持った状態でも消費電力を低く抑えることができます。

セキュリティと保護

シン クライアントの場合は、すべてのデータがクラウドに保存され、保護されるため、デバイス レベルで発生するデータ損失や悪意のあるデータ改ざん、盗難のリスクを最小限に抑えることができます。

3D Rendering of abstract wire cable tunnel

法規制の順守

シン クライアントは、その性格上、PC よりも設定や更新が簡単です。規制上の要求が高くなっても、パッチやアップデートがクラウド インフラストラクチャに直接適用され、一元的に管理されているデータセンターの仮想デスクトップに自動的に伝搬されます。

信頼性

シン クライアントでは、オンボードのファンやハード ディスク ドライブを搭載する必要がありません。それにより、故障の原因や、余計なメンテナンス コストの原因となる可動部品が最小限に抑えられます。業界のレポートによると、シン クライアントは、従来のデスクトップ PC と比べて平均寿命が 2 ~ 3 倍です*。

導入しやすい

リモートで管理されるシンプルな構成とセットアップにより、シン クライアントの導入には実質的に労力がかかりません。また、フォーム ファクターがコンパクトなため、スペースに制約がある環境でも、さまざまな構成が可能です。

Desk with Laptop and Multiple Computer Screens

洗練されたディスプレイ

4K UHD をフル サポートし、H.265、VC-1、MPEG-2、MPEG-4 Part 2、DivX 対応のハードウェア アクセラレート型のビデオ デコードを備え、複数のビデオ ストリームに対応しているため、他に類がないほど高いレベルの画質、グラフィックス品質を実現します。マルチディスプレイ構成に対応し、DisplayPort 1.2、HDMI™、DVI、LVDS などのフォーマットの個別ディスプレイを 4 台まで接続できます。

その他のメリット

x86 エコシステムとの互換性を持ち、VMware、Citrix、Windows®、Linux® などのソフトウェアを幅広くサポートします。

 

一部の AMD Embedded プロセッサは、ピンとソフトウェア スタックに互換性があるため、ポートフォリオのスケーラビリティが高くなっており、エントリ レベルのシン クライアント製品からハイエンドのシン クライアント製品までカバーしています。

AMD Ryzen Embedded

AMD Ryzen™ Embedded ファミリ

AMD Embedded ポートフォリオ最高の処理パフォーマンスにより、最も要求の厳しいシン クライアント アプリケーションを駆動できます。最大 3 台の独立した 4K ディスプレイをサポートし、電力重視のアプリケーションに最適化されています。

リソースおよびサポート

エンベデッド マザーボード パートナー カタログ

テクノロジ パートナーが扱っている AMD Embedded プロセッサ搭載製品を最大 5 つ比較できます。

組み込み製品セールスへのお問い合わせ

その他のサポートが必要な場合は、オンライン フォームにご記入ください。AMD 組み込み製品のセールス チームからご連絡差し上げます。