量産展開に合わせてエッジ デザインを拡張

AMD Kria™ K24 SOM は、コスト効率の良いカスタム設計の Zynq™ UltraScale+™ MPSoC デバイスを搭載しているため、さまざまなワークロードに対応できます。

電力効率に優れたコンピューティング

  • 量産向けの省電力かつ確定的な産業用ソリューションを開発。
  • Texas Instruments AM64xx などの単軸ドライブ アプリケーション向けの標準的なシステム オン チップ製品と比較して、レイテンシが 2 倍に向上。1

優れた拡張性と適応性

  • より小型で K26 SOM とコネクタの互換性があるため、将来的に移行可能
  • HW/SW の変更が可能で、規格が進化するさまざまなセンサーやインターフェイスに対応できる適応性。

信号処理が容易になる

  • Vitis™ モーター制御ライブラリによる構築済みの HW アクセラレーション。
  • Kria KD240 ドライブ スターター キットと Kria アプリ ストアを活用することで、すぐに開発を開始できる。Python や MATLAB® Simulink® 環境などさまざまな開発フローにも対応。

エッジでのイノベーションを加速 — AMD Kria SOM ポートフォリオの最新製品を紹介

AMD Kria SOM ポートフォリオに新たに加わった最新の製品について詳しくご紹介します。Kria K24 SOM は、クレジット カードの約半分のサイズで優れた演算性能とリソース密度を実現しています。Zynq UltraScale+ MPSoC をベースにカスタム設計されたコスト効率に優れた Kria K24 SOM は、柔軟な基盤を提供し、スケーラブルな Kria ポートフォリオの一部として、システム アーキテクトに優れた柔軟性をもたらします。

エッジ アプリケーションを表すロボット アームのインフォグラフィック

省電力エッジ アプリケーションの実現

省電力システムをいち早く市場投入

エンベデッド システム アーキテクトは AMD Kria K24 SOM を活用することで、信頼性の高い、高性能かつ省電力なエッジ ソリューションを構築でき、柔軟でスケーラブルな適応型システムを展開して、量産へとスムーズに移行できます。

Kria K26 SOM

Kria K24 SOM

量産展開に合わせてエッジ デザインを拡張

Kria SOM ポートフォリオに追加された最新の Kria K24 SOM は、コストに最適化された、カスタム構築された Zynq UltraScale+ MPSoC デバイスを搭載しています。クレジット カードの約半分のサイズで、産業用モーター制御、医療機器、センサー フュージョン、ファクトリー オートメーション向けの多軸ロボットなど、DSP ベースのアプリケーションにおいて最適な消費電力、コスト、性能のバランスを提供します。

AMD Kria KD240 スターター キット

Kria KD240 ドライブ スターター キット

KD240 ドライブ スターター キットは、モーター制御や DSP アプリケーション向けのすぐに利用可能な開発プラットフォームです。FPGA の専門知識がないエンベデッド ソフトウェア開発者でも、アクセラレーション アプリケーションを適用し、Python、MATLAB® Simulink® 環境などの複数の開発フローを活用して簡単に設計を始めることができます。

$399.00 MSRP

モーター制御や DSP アプリケーション向けのすぐに使える開発プラットフォーム

アダプティブ コンピューティングによる電動駆動制御 (eBook)

アダプティブ コンピューティングによる電動駆動制御と効率性の向上 (eBook)

パフォーマンスの最適化、モーター駆動の効率化、消費電力削減、ノイズ軽減、振動抑制、さらには潜在的な故障を事前に検出することが可能になります。詳細は、eBook をダウンロードしてご覧ください。

Adaptive Computing Drive Control SOM ebook

アクセラレーション アプリケーション

ハードウェアおよびソフトウェア プラットフォーム向けのビルド済みアプリケーション

Kria アプリ イメージ

ソフトウェア レベルでハードウェアを開発

アクセラレーション アプリケーションを利用することで、開発者は FPGA のプログラミング経験がなくても、ソフトウェア レベルでデザインをプログラムできるようになります。

KD240 ドライブ スターター キットを併用することで、量産対応のアクセラレーション アプリケーションを 1 時間足らずで動作させることができるため、開発者は製品の差別化により多くの時間を費やすことができ、最短で製品化を実現できます。

サポートとリソース

Kria SOM 製品セレクション ガイド

Kria SOM 製品セレクション ガイド

開発キットから量産モデルまで、すべての Kria SOM 製品ポートフォリオを比較。

脚注
  1. 2023 年 8 月に、テキサス インスツルメンツ (TI 社) が提供しているレイテンシ結果を使用して AMD が社内解析した結果に基づく。TI 社のベンチマークを使用する Am64xx 標準 SOC を使用した完全制御ループの遅延結果と、Qdesys 社が設計した Field Oriented Control アルゴリズムを使用した完全制御ループの遅延結果を比較。TI AM64xx SOC のシステム構成: TMDS64EVM ボード、Kria K24 SOM システム用の構成: KD240 スターター キット。結果として、モーター軸数の増加に応じて、レイテンシの優位性が最大で 7 倍向上。実際の結果は異なる場合があります。(SOM-003)