
— AMD 、第 5 世代 AMD EPYC プロセッサ、 AMD Instinct MI325X アクセラレータ、次世代ネットワーク
ソリューション、そしてエンタープライズ向け AI に対応する AMD Ryzen AI PRO プロセッサを発表 —
— Dell 、 Google Cloud 、 HPE 、 Lenovo 、 Meta 、 Microsoft 、 Oracle Cloud Infrastructure 、 Supermicro 、そして Databricks 、 Essential AI 、 Fireworks AI 、 Luma AI 、 Reka AI といった AI 業界のリーダーが AMD と共に、エンタープライズおよびエンドユーザー向けに
進化する AMD の AI ソリューションを披露 —
— Cohere 、 Google DeepMind 、 Meta 、 Microsoft 、 OpenAI などの技術リーダーたちが、
AMD ROCm ソフトウェアを活用し、 AMD Instinct アクセラレータ上でモデルとアプリケーションを展開する
最先端の手法を議論 —
AMD (NASDAQ: AMD) は本日、 AI 時代をリードする最新の高性能コンピューティング製品を発表しました。今回発表されたのは、第 5 世代 AMD EPYC™ サーバ CPU 、 AMD Instinct™ MI325X アクセラレータ、 AMD Pensando™ Salina DPU 、 AMD Pensando Pollara 400 NIC 、およびビジネス向け AI PC 向けの AMD Ryzen™ AI PRO 300 シリーズ プロセッサです。また、 AMD とパートナーは、これらの AI ソリューションを大規模に展開する方法や、 AMD ROCm™ オープンソース AI ソフトウェアのエコシステム拡大、 AMD Instinct アクセラレータ、 EPYC CPU 、 Ryzen PRO CPU を基盤とした新しいソリューションの多彩なラインアップを紹介しました。
AMD 会長兼 CEO のリサ スー博士は、次のように述べています。「データセンタと AI は、 AMD にとって重要な成長分野であり、増え続けるお客様に向けて、 EPYC および AMD Instinc tプロセッサの導入をさらに促進しています。新しいEPYC CPU 、 AMD Instinct GPU、 Pensando DPU により、お客様の最も重要で高負荷なワークロードに対応する先進的なコンピューティングを提供しています。データセンタ向け AI アクセラレータ市場は、 2028 年までに 5,000 億ドル規模に成長すると予測しており、拡充したシリコン、ソフトウェア、ネットワーク、クラスターレベルのソリューションを通じて、大規模なオープンイノベーションの実現に向けて取り組んでいきます」
AI時代に向けたデータセンタの定義
AMD は、 AI 、エンタープライズ、クラウド、混在するワークロードに対応する幅広いデータセンタソリューションを発表しました。
- 新しい AMD EPYC 9005 シリーズ プロセッサは、多様なデータセンタのニーズに応える最適なコンピュートソリューションを提供し、記録的なパフォーマンスを実現します。最新の「Zen 5」アーキテクチャを採用し、最大 192 コアを搭載したこのプロセッサは、本日より主要な OEM および ODM 各社から幅広いプラットフォームで提供されます。
- AMD は、毎年 AI アクセラレータの開発を継続しており、今回、最も厳しい AI ワークロードに対応する優れたパフォーマンスとメモリ機能を備えた AMD Instinct MI325X を発表しました。 2025 年後半に発売予定の次世代 AMD Instinct MI350 シリーズに関する新たな詳細を公開し、メモリ容量と生成 AI 性能でさらなる向上を目指しています。さらに、 AMD CDNA Next アーキテクチャに基づく AMD Instinct MI400 シリーズアクセラレータの開発でも大きな進化を遂げており、 2026 年に発売予定です。
- AMD は、 AMD ROCm ソフトウェアを強化し、 AMD Instinct MI300X アクセラレータの AI モデルでの推論やトレーニング性能を 2 倍に向上させました。現在、 AMD Instinct では 100 万以上のモデルが初期設定のままでシームレスに動作しており、これは MI300X の発売時の 3 倍にあたります。さらに、最も広く使用されている AI モデルが、リリース初日から利用可能となります。
- AMD は、 AI インフラの進化するネットワークニーズに応えるため、高性能ネットワーキング製品をさらに拡充しました。これにより、 CPU と GPU の性能を最大限に引き出し、システム全体でのパフォーマンス、スケーラビリティ、効率を向上させます。 AMD Pensando Salina DPU は、 AI システム向けに高性能なフロントエンドネットワークを提供し、 AMD Pensando Pollara 400 は、 Ultra Ethernet Consortium 対応の初の NIC として、パフォーマンス調整の複雑さを軽減し、開発から製品化までのスピードを短縮させます。
AMD のパートナー企業は、 AMD のデータセンタソリューションを活用し、最先端の生成 AI 機能を推進するとともに、日々数百万人が利用するクラウドインフラの提供や、主要企業向けのオンプレミスおよびハイブリッドデータセンタを支えている取り組みについて詳しく説明しました。
- 2023 年 12 月の発売以来、 AMD Instinct MI300X アクセラレータは、主要なクラウド事業者や OEM 、 ODM パートナーによって広く導入され、 OpenAI の ChatGPT や Meta の Llama 、 Hugging Face のプラットフォーム上にある 100 万以上のオープンソースモデルなど、人気の AI モデルで毎日数百万人のユーザーに利用されています。
- Google は、 AMD EPYC プロセッサを AI や高性能コンピューティング、一般用途、機密コンピューティングなど、さまざまな分野で活用していることを紹介しました。これには、 AI の効果を最大化するために作られたスーパーコンピュータ「 AI ハイパーコンピュータ」も含まれています。さらに、 EPYC 9005 シリーズを使用した仮想マシン (VM) を 2025 年初旬に提供を開始することを発表しました。
- Oracle Cloud Infrastructure (OCI) は、 Uber 、 Red Bull Powertrains 、 PayPal 、 Fireworks AIと いったお客様向けに、高速かつ省エネルギーなコンピュートおよびネットワークインフラを提供するために、 AMD EPYC CPU 、 AMD Instinct アクセラレータ、 Pensando DPU を活用していることを紹介しました。さらに、 EPYC 9005 プロセッサを搭載した新しい E6 コンピュートプラットフォームの発表も行われました。
- Databricks は、自社のモデルとワークフローが AMD Instinct と ROCm 上でシームレスに動作することを強調し、 AMD Instinct MI300X GPU の大容量メモリと計算能力により、 Llama や Databricks 独自のモデルでパフォーマンスが 50% 以上向上することを確認したことを発表しました。
- Microsoft の CEO Satya Nadella は、 AMD と長年にわたり協力し、製品やインフラ全体で共同イノベーションを進めてきたことについて言及し、 MI300X が Microsoft Azure や GPT のワークロードで優れたパフォーマンスを発揮していることにも触れました。 Nadella と Su は、 AMD Instinct のロードマップにおける両社の強固なパートナーシップや、 Microsoft が MI350 シリーズをはじめとする次世代の AMD Instinct アクセラレータを活用し、 AI アプリケーション向けにパフォーマンスとコスト効率を最適化する計画についても議論しました。
- Meta は、 AI の展開やサービス全体で AMD EPYC CPU と AMD Instinct アクセラレータが同社のコンピュートインフラを支えていることを詳しく説明し、 MI300X が Llama 405B のすべてのライブトラフィックを処理していることを明らかにしました。また、シリコンからシステム、ネットワーク、ソフトウェア、アプリケーションに至るまで、 AI パフォーマンスの最適化に向けて AMD と協力していることも発表しました。
- 主要 OEM 企業の Dell 、 HPE 、 Lenovo 、 Supermicro は、高性能かつ省エネルギーな AMD EPYC プロセッサ搭載の製品ラインアップを拡充し、 AI 時代に対応するデータセンタの刷新に向けた新しいプラットフォームを展開しています。
オープン AI エコシステムの拡大
AMD は、オープン AI エコシステムへの投資を継続し、 AMD ROCm オープンソースソフトウェアスタックに新たな機能、ツール、最適化、サポートを追加することで、開発者が AMD Instinct アクセラレータの性能を最大限に引き出し、最新の主要な AI モデルを初期設定のままでサポートできるようにしています。 Essential AI 、 Fireworks AI 、 Luma AI 、 Reka AI のリーダーたちは、 AMD のハードウェアとソフトウェアを活用してモデルをどのように最適化しているかについて議論しました
AMD は、 Microsoft 、 OpenAI 、 Meta 、 Cohere 、 xAI など、 AI 開発の技術リーダーたちが参加する開発者イベントを開催しました。イベントでは、 Triton 、 TensorFlow 、 vLLM 、 Paged Attention 、 FastChat など、 AI の進化を支えるプログラミング言語やフレームワークの開発者たちによるプレゼンテーションが行われました。彼らは、ベンダーに依存しないプログラミング言語を使って AI の性能を最適化する方法や、 AMD Instinct アクセラレータでモデルを高速化する手法、 ROCm ソフトウェアへの移行のしやすさ、オープンソースアプローチによるエコシステムのメリットについて話しました。
AI PCで企業の生産性を向上
AMD は、ビジネス向けに初めて Microsoft Copilot+ 対応ノート PC を実現する AMD Ryzen AI PRO 300 シリーズ プロセッサを発表しました。 Ryzen AI PRO 300 シリーズは、ビジネスユーザー向けに強化されたセキュリティと管理機能を備え、パフォーマンスとバッテリライフにおいても AMD の優れた性能を発揮します。
- Ryzen AI PRO 300 シリーズ プロセッサは、新しい AMD 「Zen 5 」とAMD XDNA™ 2 アーキテクチャを搭載する、世界で最も先進的なビジネス向けプロセッサです。 Ryzen AI 9 HX PRO 375 プロセッサを搭載することで、最高クラスのパフォーマンスとともに、 AI タスクをノート PC 内で処理するための業界トップレベルの 55 TOPS の A I性能を実現し、優れた生産性を提供します。
- Microsoft は、 Windows 11 Copilot+ と Ryzen AI PRO 300 シリーズが、新たな生産性とセキュリティ機能を備えた次世代の AI 体験に対応していることを紹介しました。
- HP や Lenovo を含む OEM パートナーは、 Ryzen AI PRO 300 シリーズプロセッサーを搭載した新しい PC を導入し、ビジネス向け製品のラインアップを拡充しています。 2025 年までに 100 を超えるプラットフォームが市場に登場する予定です。
参考情報
- AMD Advancing AI の基調講演についてはこちら
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- 本プレスリリースは、 2024 年 10 月 10 日 (米国時間 / PT ) に米国本社で発表されたプレスリリースの抄訳版です。リリース全文については原文 (英語) をご参照ください。
AMDについて
AMD は、ハイパフォーマンス コンピューティング、グラフィックスと視覚化技術において 50 年以上にわたり革新をもたらしてきました。世界中の何十億人もの消費者、フォーチュン 500 企業、最先端の科学研究機関が、日常の生活、仕事、遊びを向上させるために、 AMD のテクノロジを支持しています。 AMD 社員は、可能性の限界を押し上げる高性能で適応性の高い製品開発に注力しています。日本 AMD 株式会社は、 AMD の日本法人です。 AMD のさらなる詳細は、 AMD のウェブサイト、 Facebook または X をご覧ください。
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