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コーデックとハードウェア エンジンの仕様
- エンコーディング フォーマット
- H.264 | H.265 | AV1
- 各カードには 2 つの独立したトランスコーディング チップを搭載しており、新旧のエンドポイント向けに、複数の規格を同時に処理できる
- リアルタイム エンコーディング (ファイル ベース) より高速
- デコード フォーマット
- H.264 | H.265 | AV1 | VP9
- H.264/H.265 のパフォーマンス
- 4x 4Kp60 | 16x 1080p60 | 32x 1080p30 | 72x 720p30
- AV1 のパフォーマンス
- 4x 8Kp30 | 8x 4Kp60 | 32x 1080p60 | 64x 1080p30 | 144x 720p30
- 最大チャネル密度および解像度
- 最大 256 のトランスコード チャネル
- 最大 7680 x 4320 解像度
- 8/10 ビット フォーマット
- YUV420 (プレーナおよびセミプレーナ)
- RGB プレーナ
- 相当するプリセット
- H.264: x264 medium
- H.265: x265 medium
- AV1: x265 slow
- ビデオ処理
- ABR スケーラー
- Compositor エンジン
- Video Look-Ahead エンジン
- VQ (Video Quality) および QoE (Quality-of-Experience) エンジン
- 2D グラフィック オーバーレイ
- AI プロセッサ
- AI プロセッサ
- 1 枚のカードあたり 22 TOPS
- 帯域を抑えながらビデオ品質を最大化
- テキストや顔などの関心領域の最適化、アーチファクトの削減、コンテンツに適応したエンコーディング
AMD Alveo™ MA35D メディア アクセラレータ カード
AMD Alveo™ MA35D は、超低レイテンシ、最適なビデオ品質、次世代コーデック対応で、大容量ストリーミングに革新をもたらすと共に、ライブ ストリーミングをコスト効率よくスケーリングします。
- 価格: $1,595.00
- パーツ番号:
- A-MA35D-P16G-PQ-G
パートナー ネットワークをご紹介します
- Alveo MA35D メディア アクセラレータは、現在量産出荷に対応しています。AMD または販売代理店よりご購入いただけます。
- AMD のオンラインでは、小規模運用や評価用として最大 3 つまでご購入いただけます。大量購入する場合は、お近くの AMD 販売代理店にお問い合わせいただくか、製品のお問い合わせフォームにご記入ください。
概要
超低レイテンシ インタラクティブ ストリーミング向けビデオ プロセッシング
リアルタイムかつ高負荷ストリーミングに特化した Alveo MA35D メディア アクセラレータは、ライブ イベント、e ラーニング、ソーシャル ストリーミング、ライブ ショッピング、スポーツ ベッティング、クラウド ゲーミングなどのインタラクティブ メディア サービスに新たな可能性を提供します。このカードは、次世代の AV1 コーデックと広く普及している H.264/H.265 コーデック1 の両方に対応し、超低レイテンシで最適なビデオ品質 (VQ) を提供することで、没入感のある体験を実現します。インフラ事業者、コンテンツ配信ネットワーク (CDN)、コンテンツ プロバイダー、ストリーミング プラットフォーム ベンダーは、Alveo MA35D メディア アクセラレータを使用することで、チャネル密度、電力効率、帯域幅効率を最大化でき、優れたコスト効率でライブ ストリーミング サービスを拡張できます。
主な機能と利点
5 nm ビデオ プロセッシング ユニットを搭載
アクセラレータ カードは、5 nm ASIC 技術を採用した 2 つのビデオ プロセッシング ユニット (VPU) を搭載し、各 VPU はビデオ パイプライン全体を高速化するために多様な IP を統合しています。
- AV1、H.265、H.264 のエンコードにおいて、ソフトウェア エンコーダーと比べて最大 2 倍の圧縮効率を実現2
- 高速 ABR スケーラーにより、複数の解像度とエンドポイントに対応
- AI プロセッサにより、低レイテンシかつ低ビットレートでの視覚体験が向上
- VQ Look-Ahead エンジンにより、VQ と圧縮効率が最適化
- VQ QoE エンジンにより、エンド ユーザーに安定した QoS を提供
- Compositor エンジンにより、複数レイヤーを使用する没入型エクスペリエンスを実現
高密度、低レイテンシ ストリーミング
Alveo MA35D メディア アクセラレータを使用することで、カードあたり、ラックあたり、データセンターあたりの低レイテンシ ストリーム数を最大化でき、CAPEX と OPEX の両方を削減できます。
このカードの特長:
- 最大 32 ストリームの 1080p60 に対応する高密度チャネル
- 4K エンコード時に 8 ms の超低レイテンシを実現
- ストリームあたり 1 ワット (1080p60)3 で、電力コストと冷却コストを削減
AV1、H.265、H.264 に対応
1 枚の Alveo MA35D アクセラレータ カードには、2 つの独立したトランスコーディング デバイスが搭載されており、複数の規格に同時対応できます。これにより、サービス プロバイダーは、主流の H.264 および H.265 をサポートしつつ、ユーザーの普及が進むにつれて AV1 へ段階的に移行できます。1
AI を活用するインテリジェントなビデオ パイプライン
圧縮効率の技術的な限界が近づいていることを受け、ビデオ パイプラインにインテリジェンス機能を取り入れるために、エンコーダーで AI を活用することが不可欠となっています。Alveo™ MA35D カードの各デバイスには AI プロセッサが搭載されているため、コンテンツをフレームごとに評価し、エンコード パラメーターを動的に調整して最適なビットレートと視覚品質を提供します。また、これらの処理を高チャネル密度、低レイテンシで実現します。
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ボードの仕様
- フォーム ファクター
- HHHL、シングル スロット
- ホスト インターフェイス
- PCIe® Gen4 x8; 分岐した x4x4
- SR-IOV
- メモリ
- 16 GB LPDDR5
- 標準電力
- 35W (40W TDP)、パッシブ冷却方式