AMD が 15 を超える世界最先端の企業および研究機関に対して量子コンピューティングの研究開発を支援

量子コンピューティング (QC) は、複雑な問題へのアプローチ方法を変革する可能性を秘めています。そして、AMD のテクノロジが、従来のハイパフォーマンス コンピューティング (HPC) 実装環境における量子研究を可能にする AMD GPU から、量子演算の促進に必要な科学的、工学的革新を後押しする AMD FPGA および SoC に至るまでの道のりを切り開いています。

量子技術を活用したスーパーコンピューターの最前線

ヨーロッパの AMD 搭載 LUMI HPC クラスターは、すでに量子コンピューターと統合され、量子プロセスと従来のスーパーコンピューターの計算能力を組み合わせたハイブリッド システムを構築しています。

新世代のハイブリッド QC-HPC センターが次々と構築される中で、お客様は AMD のアプローチによって量子コンピューティングと従来のコンピューティングのギャップを埋め、量子アルゴリズムを既存のワークフローに統合するスピードを加速させています。

- Quantum Machines 社、COO、研究開発/運用責任者、Shaul Galila 氏

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アプリケーション

AMD Instinct™ GPU が量子研究を加速

ハイパフォーマンス コンピューティングにおける AMD のリーダーシップは、量子科学分野での基礎的な量子研究と飛躍的な科学的進歩を推進しています。

オークリッジ国立研究所 (Oak Ridge National Labs) をはじめとする主要な HPC センターでは、Frontier などのスーパーコンピューターが AMD の GPU と量子ソフトウェア フレームワークを活用し、研究開発スピードを向上させています。これにより、従来型の HPC 環境上で画期的な量子シミュレーションを実行し、量子ハードウェアへの展開前に量子アルゴリズムのテストと検証を実施することが可能となっています。

AMD アダプティブ テクノロジが実現する量子マシン

GPU 以外にも、AMD のアダプティブ テクノロジもまた量子の数々の難題解決に貢献し、そうしたシステムが正確に計算を実行できるようにしています。

様々な量子ビット モダリティの制御および測定ユニットにおいて鍵となるテクノロジ イネーブラーとして、AMD の無線周波数システム オン チップ (RFSoC) および FPGA は、多くの量子処理ユニット (QPU) の確実な動作に不可欠なものになっています。

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製品ポートフォリオ

AMD のソリューションは量子研究開発を推進する上で不可欠な要件を提供します。

パートナーシップ

AMD は顧客やプログラムと提携して量子の進歩を促進しています。

Elevate Quantum

AMD は、米国経済開発局 (EDA) の資金提供を受けてコロラド州に新しく設立された量子技術ハブ、Elevate Quantum と提携し、アメリカにおける量子の未来を形作る手助けをしています。

Frontier

米国エネルギー省、オークリッジ国立研究所、HPE Cray と共同で、AMD は Frontier を設計しました。これは、正式にエクサスケールの壁を突破した初のスーパーコンピューターです。

量子サマー スクール

AMD ユニバーシティ プログラムはフェルミ国立加速器研究所と提携し、オークリッジ国立研究所の量子情報科学学科が主催するサマー スクール プログラムで AMD RFSoC 開発システムを使用できるようにしています。