
– AMD オートモーティブ XA Zynq UltraScale+ MPSoC が
日立 Astemo のステレオ カメラ プラットフォームに搭載
前世代のカメラより 3 倍広い検知エリアを実現 –
AMD (米国本社:米カリフォルニア州サンタクララ、会長兼 CEO: リサ・スー) は本日、大手モビリティ ソリューション サプライヤーである日立 Astemo が、次世代車両のセンシング機能および安全機能を向上させるため、アダプティブ クルーズ コントロールと自律型緊急ブレーキ向けの新しい前方ステレオ カメラに AMD アダプティブ コンピューティング テクノロジを採用したことを発表しました。今回採用された AMD オートモーティブ XA Zynq™ UltraScale+™ マルチプロセッサ システム オン チップ (MPSoC)は、車載カメラ システムにステレオ画像と単眼画像の処理能力を提供し、前世代カメラの 3 倍となる 120 度以上の広角範囲で対象物の検知を可能にすることで、安全性を高めます。
日立 Astemo 株式会社のパワー トレイン & セーフティ システム事業部 ECUSolution BU 副 BU 長の工藤真氏は次のように述べています。「AMD オートモーティブ XA Zynq UltraScale+ MPSoC は非常に汎用性が高く、当社の前方カメラ システムに複数のセーフティ クリティカルな機能を追加することができます。AMD の高性能で、拡張性に優れたプログラマブル シリコンは、当社の前方カメラ システムの非常に複雑な画像信号処理要件に紛れもないメリットをもたらします。Zynq UltraScale+ MPSoC プラットフォームの柔軟性と機能、そして厳しい機能安全要件を満たす能力が、AMD との協業につながりました」
AMD の APAC セールス担当コーポレート バイス プレジデントであるユセフ・カリロラヒは、次のように述べています。「日立 Astemo 様は、AMD のアダプティブ コンピューティング テクノロジを活用した、この広角ステレオ カメラの開発で、技術的リーダーシップを明示しました。安全性の向上と事故回避は自動車テクノロジにとって重要な原則であり、AMDはこれらのカメラ システムの基盤技術を提供できることを誇りに思います」
カメラ システムは、自動車の自律走行や先進運転支援システムにとって重要な要素です。前方カメラは、これらのシステムにおいて、車両が物体や人を確実に検知できるよう重要な役割を果たします。AMD アダプティブ コンピューティング テクノロジを搭載した日立 Astemo のセンシング システムは、ステレオ カメラの画像処理アルゴリズムと人工知能 (AI) を組み合わせることで高精度な物体検知を可能にし、映像に基づく運転支援システムを実現しています。
自動車業界における AMD について
自動車業界のイノベーションが加速する中、ハイパフォーマンス コンピューティング、演算アクセラレーション、グラフィックス技術の需要が高まっています。AMD は、業界で最も幅広いラインアップの高性能 CPU、GPU、FPGA、アダプティブ SoC を提供し、転換期を迎える自動車業界を牽引します。車載インフォテインメント システムの実現から、機能安全が不可欠な ADAS (先進運転支援システム)、自律走行、ネットワーク アプリケーションに至るまで、AMD は自動車メーカーをサポートするシリコンとソフトウェア ソリューションのワンストップ サービスを提供します。詳細は、こちらをご覧ください。
参考情報
- Zynq UltraScale+ MPSoC 製品ファミリの詳細
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- 本プレスリリースは、2023年9月5日 (現地時間) に米国本社で発表されたプレスリリースの抄訳版です。リリース全文は原文 (英語) をご参照ください。
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