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ニュース ハイライト

  • AMD は、先進的な AI ワークロード向けに設計された AMD Instinct MI455X GPU および AMD EPYC 「 Venice 」 CPU で構成される、ヨタスケール AI インフラストラクチャの指針となる 「 Helios 」 ラックスケール プラットフォームを初公開。
  • AMD は、エンタープライズ向けの AMD Instinct MI440X GPU を発表するとともに、次世代 Instinct MI500 シリーズ GPU もプレビューを行うなど、 AI 製品ポートフォリオを拡充。
  • AI PC およびエンベデッド向けの新しい AMD Ryzen AI プラットフォームを発表し、 Ryzen AI Halo 開発者向けプラットフォームを公開。
  • 教育現場や地域社会への AI 導入促進のため、 1 億 5,000 万ドルの投資を発表。

AMD (NASDAQ: AMD) は、 CES 2026 のオープニング基調講演において、AMDの会長兼最高経営責任者 (CEO) の Dr. Lisa Su が、 同社の豊富な AI 製品ポートフォリオと幅広い業界連携を通じて、 AI の可能性が実世界でのインパクトへと結実しつつあることを紹介しました。

基調講演では、データセンタからエッジに至るまでの幅広い分野における主要な技術の進展が紹介され、 OpenAI 、 Luma AI 、 Liquid AI 、 World Labs 、 Blue Origin 、 Generative Bionics 、 AstraZeneca 、 Absci 、 Illumina などのパートナーが、 AMD の技術を活用して AI のブレークスルーを実現している取り組みを紹介しました。

AMD の会長兼最高経営責任者 (CEO) 、 Dr. Lisa Su は次のように述べています。

「 CES では、パートナー企業とともに、業界全体が連携することで『誰もがどこでも AI を活用できる社会』を実現するために、どのような可能性が広がるのかを紹介しました。 AI の導入が加速する中、私たちはトレーニングと推論の両面における前例のない成長を背景に、ヨタスケール コンピューティングの時代に入りつつあります。 AMD は、エンドツーエンドの技術力、オープンなプラットフォーム、そしてエコシステム全体にわたるパートナーとの深い共創を通じて、次の AI フェーズを支えるコンピューティング基盤を構築しています」

ヨタスケール コンピューティングの設計図

AI の基盤となるのはコンピュートインフラストラクチャであり、 AI の導入が加速することで、世界全体の計算能力は現在の 100 ゼタフロップスから、今後 5 年間で 10 ヨタフロップス以上へと、かつてない規模で拡大することが見込まれています。ヨタスケールの AI インフラを構築するには、単なる性能向上にとどまらず、製品世代をまたいで進化可能なオープンかつモジュール型のラック設計が必要です。これは、最先端のコンピューティングエンジンと高速ネットワークを組み合わせ、数千台のアクセラレータを一つの統合システムとして接続するものです。

AMD の「 Helios 」ラックスケールプラットフォームは、ヨタスケール インフラストラクチャの今後の指針となるもので、 1 ラックあたり最大 3 エクサフロップスの AI 性能を実現します。数兆パラメータ規模のトレーニングに向けて、最大限の帯域幅とエネルギー効率を提供するよう設計されています。「 Helios 」は、 AMD Instinct™ MI455X アクセラレータ、 AMD EPYC™ 「 Venice 」 CPU 、ならびにスケールアウトネットワーク向けの AMD Pensando™ 「 Vulcano 」 NIC によって構成され、オープンな AMD ROCm™ ソフトウェアエコシステムによって統合されています。

CES においてAMD は、「 Helios 」を初公開するとともに、 AMD Instinct MI400 シリーズのアクセラレータ製品ポートフォリオ全体を初めて披露し、あわせて次世代 MI500 シリーズ GPU のプレビューを行いました。

MI400 シリーズに新たに加わった最新製品が、オンプレミスのエンタープライズ AI 導入向けに設計された AMD Instinct MI440X GPU です。 MI440X は、既存のインフラストラクチャにシームレスに統合可能なコンパクトな 8 基 GPU 構成で、スケーラブルなトレーニング、ファインチューニング、推論ワークロードに対応します。

MI440X は、先日発表された AMD Instinct MI430X GPU を基盤としています。 MI430X GPU は、高精度な科学技術計算、 HPC 、ソブリン AI ワークロード向けに、業界最高水準の性能とハイブリッド コンピューティングを提供するよう設計されています。 MI430X GPU は、オークリッジ国立研究所の Discovery や、フランス初のエクサスケール スーパーコンピュータである Alice Recoque システムを含む、世界各地の AI ファクトリー スーパーコンピュータに搭載されます。

AMD は CES において、 2027 年にリリース予定の次世代 AMD Instinct MI500 GPU に関する追加情報を公開しました。 MI500 シリーズは、 2023 年に発表された AMD Instinct MI300X GPU と比較して、最大 1,000 倍の AI 性能向上を実現する見通しです1。次世代 AMD CDNA™ 6 アーキテクチャ、先進の 2nm プロセス技術、最先端の HBM4E メモリを採用し、 MI500 GPU はあらゆるレベルで業界をリードする性能を提供します。

あらゆるシーンで AI PC 体験を実現

AI は PC 体験の基盤となりつつあり、数十億人のユーザーが、デバイス上およびクラウド経由の両方で、 AI と直接やり取りする時代が到来しています。 CES において、 AMD は AI PC ポートフォリオを拡充し、エコシステム全体で開発者支援を強化する新製品を発表しました。

次世代の AMD Ryzen™ AI 400 シリーズおよび Ryzen AI PRO 400 シリーズ各プラットフォームは、 60 TOPSの NPU 、最先端の効率性、そしてクラウドからクライアントまでのシームレスな AI スケーリングを実現する、 AMD ROCm プラットフォームへの完全対応を提供します2。初回出荷は 2026 年 1 月を予定しており、 2026 年第 1 四半期には幅広い OEM から提供が開始されます。

また AMD は、 Ryzen AI Max+ 392 および Ryzen AI Max+ 388 の投入により、オンデバイス AI コンピューティングにおける革新的な製品ラインアップを拡充しました。これらのプロセッサは、 128GB の統合メモリを備え、最大 1,280 億パラメータのモデルに対応します。これらのプラットフォームは、プレミアムな薄型または軽量ノートブックや小型フォームファクター (SFF) デスクトップにおいて、高度なローカル推論、コンテンツ制作ワークフロー、そして圧倒的なゲーミング体験を実現します。

開発者向けには、 Ryzen AI Halo Developer Platform が、強力な AI 開発機能をコンパクトな SFF デスクトップ PC に提供します。高性能な Ryzen AI Max+ シリーズ プロセッサを搭載し、トークン毎秒あたりのコストパフォーマンスにおいて業界をリードする性能を実現します。 Ryzen AI Halo は 2026 年第 2 四半期に提供開始予定です。

AI がフィジカルな世界を変革

AMD は、エッジにおける AI 駆動型アプリケーション向けに設計された、新しいエンベデッド x86 プロセッサのポートフォリオである「 Ryzen AI Embedded プロセッサ」を発表しました。自動車のデジタルコックピットやスマートヘルスケアから、ヒューマノイドロボットを含む自律システム向けのフィジカル AI に至るまで、新しい P100 および X100 シリーズ プロセッサは、最も制約の厳しいエンベデッドシステムにおいても、高性能かつ効率的な AI コンピューティングを提供します。

Genesis Mission と AI イノベーションの未来を前進

Dr. Lisa Su は、ホワイトハウス科学技術政策局 (OSTP) ディレクターの Michael Kratsios 氏とともに登壇し、米国政府の「 Genesis Mission 」における AMD の役割について説明しました。この官民連携による先進的なテクノロジ施策は、 AI 技術分野における米国のリーダーシップを確保するとともに、今後何年にもわたって科学的発見とグローバルな競争力を牽引することを目指しています。 Genesis Mission には、オークリッジ国立研究所で最近発表された、 AMD を搭載した AI スーパーコンピュータ「 Lux 」と「 Discovery 」の2台が含まれます。

Kratsios 氏は、学生が AI を実際に体験しながら学び、創り上げる機会を増やすため、 AI 教育へのアクセス向上に向けて各組織がリソース提供を誓約するよう、ホワイトハウスが呼びかけている取り組みについても言及しました。 AMD もこの取り組みに賛同し、より多くの教室や地域社会に AI を導入するために 1 億 5,000 万ドルを投資することを発表しました。

基調講演の締めくくりとして、 Hack Club と提携して実施された AMD AI ロボティクス ハッカソンに参加した 1 万5,000 人を超える学生イノベーターたちの功績が称えられました。

参考情報

  • Dr. Lisa Su の基調講演のリプレイはこちら
  • その他 CES での発表内容についてはこちら
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  • 本プレスリリースは、 2026 年 1 月5 日 ( 米国時間 ) に米国本社で発表されたプレスリリースの抄訳版です。リリース全文については原文 ( 英語 ) をご参照ください。

AMD について

AMD (NASDAQ: AMD) は、世界が直面する重要な課題を解決するため、ハイパフォーマンス コンピューティングおよび AI コンピューティング分野におけるイノベーションを推進しています。 AMD のテクノロジは、クラウドおよび AI インフラストラクチャ、エンベデッドシステム、 AI PC 、ゲーミングといった幅広い領域で、数十億にのぼるユーザー体験を支えています。 AI に最適化された CPU 、 GPU 、ネットワーキング、ソフトウェアから成る幅広いポートフォリオを通じて、 AMD は新たな時代のインテリジェント コンピューティングに求められるパフォーマンスとスケーラビリティを備えた、フルスタックの AI ソリューションを提供しています。詳細は、ウェブサイトをご覧ください。

  1. Based on engineering projections by AMD Performance Labs in December 2025, to estimate the peak theoretical precision performance of AMD Instinct™ MI500 Series GPU powered AI Rack vs. an AMD Instinct MI300X platform. Results subject to change when products are released in market.
  2. Trillions of Operations per Second (TOPS) for an AMD Ryzen processor is the maximum number of operations per second that can be executed in an optimal scenario and may not be typical. TOPS may vary based on several factors, including the specific system configuration, AI model, and software version. GD-243.
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