AMD Ryzen™ Embedded R2000 シリーズ SoC は "Zen+" x86 コア アーキテクチャとハイパフォーマンス AMD Radeon™ グラフィックスを組み合わせて、Ryzen™ Embedded ミッドレンジ プロセッサ製品のポートフォリオを新たなレベルへ導きます。従来の R1000 シリーズと比較して、R2000 シリーズは最大 2 倍の CPU コア数を提供し1、Radeon™ グラフィックスは独立した 4K ディスプレイを最大 4 台までサポート、最大 2 倍の I/O 接続機能2 で産業およびロボティクス システム、マシン ビジョン、IoT、シン クライアントなどをターゲットとします。

熱設計電力 (TDP) の範囲は 12 W ~ 54 W で、AMD Ryzen™ Embedded R2000 シリーズ SoC は、小型システム設計にサーマル アジリティを提供して、設計効率と BOM コストの合理化を促進します。従来の AMD Ryzen™ Embedded R1000 および V1000 シリーズ SoC との pin-to-pin のパッケージ互換性と共通のソフトウェア基盤を提供すると同時に、従来の R シリーズ ファミリと比較して、パフォーマンスと接続機能の大幅な向上を実現します。

最大 4C/8T Zen+ コア

最大 8 個の AMD Radeon™ グラフィックス CU

最大 4 個の独立した 4K ディスプレイ

最大 16L の PCIe® Gen 3

Windows® 11 サポート

10 ~ 54W TDP

パフォーマンスをレベルアップ
  • 世代間比較で最大 81% の CPU パフォーマンス向上3
  • 前世代に比較してコア数が 2 倍1
  • 世代間比較で最大 81% の CPU パフォーマンス向上4
拡張されたスケーラビリティとサポート
  • 12 ~ 54 W の範囲で構成可能な TDP
  • R1000 シリーズおよび V1000 シリーズとの pin-to-pin の BGA パッケージ互換性
  • 最長 10 年間の製品供給計画
ソフトウェアの拡張性
  • 統合 Radeon™ グラフィックスは 4 台の 4K60 ディスプレイをサポート
  • Windows® 11 のサポートに加え、Windows 10 と Linux® Ubuntu® もサポート
  • エンタープライズ級のセキュリティ機能

アプリケーション

組み込み型シン クライアント

AMD の組み込み型ソリューションは、コストと消費電力を削減する一方で、バッテリ ライフを伸ばし、卓越したユーザー エクスペリエンスを実現する新世代シン クライアント デバイスを構築できるように設計されています。

IoT ゲートウェイ

統合グラフィックスによりパフォーマンスと電力の理想的なバランスが実現する AMD Ryzen™ Embedded R シリーズ SoC を活用することで、堅牢なセキュリティ プラットフォーム内で学習能力と意思決定能力を備えた IoT ゲートウェイを得ることができます。

モデル仕様

リソースおよびサポート

AMD Ryzen Embedded R2000 製品概要

この PDF で AMD R2000 Embedded プロセッサをご紹介します。さまざまな用途や業種に合わせてカスタマイズ可能なハイパフォーマンス コンピューティング ソリューションについて詳しく説明します。

内蔵マザーボード パートナー カタログ

テクノロジ パートナーが扱っている AMD Embedded プロセッサ搭載製品を最大 5 つ比較できます。

組み込み型製品セールスへのお問い合わせ

その他のサポートが必要な場合は、オンライン フォームにご記入ください。AMD 組み込み型製品のセールス チームからご連絡差し上げます。

脚注
  1. 178 - Ryzen™ Embedded R2000 SoC は、最大 4 個の CPU コアを搭載しています。Ryzen™ Embedded R1000 SoC は、最大 2 個の CPU コアを搭載しています。
  2. EMB-180 - Ryzen™ Embedded R2000 SoC は、最大 16 レーンの PCIe Gen3 を備えています。Ryzen™ Embedded R1000 SoC は、最大 8 レーンの PCIe Gen3 を備えています。
  3. Ryzen™ Embedded R2514 (25 W) と R1606G (25 W) を比較しています。EMB-182 - 2022 年 6 月 1 日に AMD 組み込み型ソフトウェア エンジニアリング ラボで次のシステムを使用してテストを実施しました。Ryzen™ Embedded R2514 および Ryzen™ Embedded R1606G プロセッサ。AMD R2000 開発プラットフォームの Windows 10 Enterprise バージョン 21H2 で 3DMark® 11-3DMark スコアを使用しています。R2514 システムは、DDR4-2667 RAM、AMD Radeon™ グラフィックス (ドライバー バージョン: 22.20-220506a-379436E) と BIOS TBP1000B を使用しています。R1606G システムは、DDR4-2400 RAM、AMD Radeon™ グラフィックス (ドライバー バージョン: 21.50.18-220315a-378119C) と BIOS RBB1208B を使用しています。実際の結果と異なる場合があります。
  4. Ryzen™ Embedded R2514 (25 W) と R1606G (25 W) を比較しています。EMB-184 - 2022 年 6 月 1 日に AMD 組み込み型ソフトウェア エンジニアリング ラボで次のシステムを使用してテストを実施しました。Ryzen™ Embedded R2514 および Ryzen™ Embedded R1606G プロセッサ。AMD R2000 開発プラットフォームの Windows 10 Enterprise バージョン 21H2 で Passmark v10 - CPU Mark を使用しています。R2514 システムは、DDR4-2667 RAM、AMD Radeon™ グラフィックス (ドライバー バージョン: 22.20-220506a-379436E) と BIOS TBP1000B を使用しています。R1606G システムは、DDR4-2400 RAM、AMD Radeon™ グラフィックス (ドライバー バージョン: 21.50.18-220315a-378119C) と BIOS RBB1208B を使用しています。実際の結果と異なる場合があります。