概要

AI 時代は進化しており、新しいクラスの演算の需要を生み出し、CPU と GPU の関係を対等なものへと変化させています。生成 AI は、プロンプトを受け取って応答を返すという繰り返しの中で、推論し、応答するというシステムを誕生させました。エージェント型 AI は、タスクの計画、実行、完了を担うエージェントで、これらのシステムを補強します。AMD EPYC™ サーバー向け CPU は、エージェント型 AI 時代のデータセンターに対応できます。

データセンターのニーズを変革するエージェント型 AI

AMD のコンピューティングおよびエンタープライズ AI 担当の CVP である Madhusudhan Rangarajan が、エージェント型 AI システムの仕組みと、データセンターを変革し、CPU と GPU の役割を再構築する理由を説明します。

エージェント型 AI ワークフローの詳細

エージェント型 AI は、さまざまなコンピューティング ステージのパイプラインです

ゲートウェイから応答に至るまでのステージごとに、CPU に対する個別の要求が存在します。エージェント型 AI は、コンピューティング、メモリ、I/O、セキュリティ、およびアクセラレーション負荷の高いステージへと徐々に遷移していきます。

Horizontal diagram showing an 8-step AI workflow: Gateway, Assemble Context, Plan & Route, Retrieve Context & Similarity Search, Reasoning, Tool Execution, Verification, Stream Response.

CPU の役割

エージェント型 AI の拡大に伴い、各エージェントは複数の CPU を使用してタスクの調整、メモリの管理、エンタープライズ ソフトウェアとの連携、データフローの処理を実施するようになっており、それが全体的な CPU 需要を押し上げています。幅広い AMD EPYC™ サーバー向け CPU ポートフォリオは、エージェント サンドボックスのスケーリング、AI ホストノードのスループット最大化、そしてエージェントが作業を完了するうえで必要な汎用ワークロードの実行という、3 つの異なる役割において、これらの要求に対応します。

エージェント サンドボックス CPU

AMD EPYC サーバー向け CPU は、ワットあたりのパフォーマンス、ドルあたりのスレッド数、ラックあたりのスレッド密度を最大にすることで、ワットあたりのエージェント数、ドルあたりのエージェント数、ラックあたりのエージェント数を最適化します。2、3

AI ホスト ノード CPU

GPU の使用率を最大化し、高周波数 AMD EPYC サーバー向け CPU でトークン生成を促進することで、優れた GPU 効率を実現し、コアあたりのパフォーマンスを向上させます。

汎用 CPU

AMD EPYC サーバー向け CPU の幅広いポートフォリオで、計画立案、ツール使用、サブエージェントの実行をオーケストレーションします。データベース、ストレージ、コンピューティング、検索にわたる汎用ワークロードにおいて、業界をリードするパフォーマンスを発揮できるよう設計されています。

エージェント型 AI のための AMD EPYC サーバー向け CPU

エージェント型 AI 時代に対応する世界最高クラスのサーバー向け CPU ポートフォリオ

AMD EPYC™ サーバー向け CPU は、業界をリードするパフォーマンス、電力効率、コアおよびスレッド密度を備えた最高のエージェント型 AI ソリューションを提供し、多数のエージェントを並列で実行しながら、総所有コスト (TCO) を最適化します。

製品ポートフォリオ

お客様のエージェント AI ニーズに合わせられるよう、世界で最も広範なエージェント型 AI 対応サーバー向け CPU ポートフォリオをご用意しています。

よくある質問 (FAQ)

よくある質問 (FAQ)

エージェント型 AI は通常、推論、計画、ツールの使用、メモリ、フィードバックを組み合わせることで機能します。AI エージェントが目標を受け取り、計画を作成し、適切なツールまたはデータ ソースを選択し、アクションを実行し、結果を確認し、必要に応じて調整します。ユース ケースによっては、ビジネス アプリケーション、データベース、API、電子メール、チャット プラットフォーム、ワークフロー システムに接続することがあります。

生成 AI は、テキスト、画像、コード、要約、推奨などのコンテンツを作成します。エージェント型 AI はそこからさらに進化し、アクションを実行します。目標をステップに分割し、次に何をするかを決定し、ソフトウェア ツールを使用して情報を取得し、タスクを完了し、進捗状況を監視できます。多くの場合、エージェント型 AI は、より大きなワークフローの一部として、生成 AI を利用してインテリジェンスを提供します。

エージェント型 AI は、多くのビジネス機能にわたって複雑なワークフローをサポートできます。一般的なユース ケースには、カスタマー サービス、販売サポート、研究、ソフトウェア開発、データ分析、IT 運用、マーケティング、人事、財務、バック オフィスの自動化などがあります。たとえば、AI エージェントは見込み客の調査、CRM の更新、フォローアップ メールの下書き、次のステップのスケジュールが可能です。

エージェント型 AI は、組織の生産性向上、反復作業の削減、意思決定の迅速化、顧客と従業員のエクスペリエンスの向上を支援します。マルチステップ プロセスを管理できるため、システム、チーム、またはデータ ソース間の調整が必要な作業に特に役立ちます。また、日常的な作業や時間のかかる作業を処理することで、従業員がより価値の高いタスクに集中できるよう支援することもできます。

エージェント型 AI は、適切な制御機能を備えた設計であれば、安全かつ効果的です。重要な安全対策には、人間による監視、明確な許可、データ セキュリティ、監査証跡、テスト、承認ワークフロー、およびエージェントが実行できるアクションの制限などがあります。

リソース

脚注
  1. EPYC-068 - AMD EPYC サーバー向け CPU のポートフォリオは、汎用エンタープライズ、クラウド、テレコム、SMB、HPC システムから、サンドボックス型エージェント型 AI の展開や GPU ヘッド ノード サーバーを含む新興 AI 環境に至るまで、業界で最も広範なデータセンターの展開を実現します。AMD EPYC 第 6 世代プラットフォームは、最大 512 スレッドの高コア スレッド密度、最大 16 チャネルの 12.8 GT/秒 MRDIMM 対応による高度なメモリ帯域幅、次世代 PCIe® Gen 6 接続、そして一部の SKU では最大 5 GHz のブースト周波数を独自に組み合わせることで、この広範なラインアップをさらに強化します。
  2. 9xx6-013: 2026 年 7 月 22 日時点で公表されている最上位 SKU のコア数と 1K 単位の価格に基づく比較。CPU あたりの推定エージェント数/価格およびスレッド数/CPU 価格を、AMD EPYC™ 9006 (512 スレッド)、AMD EPYC™ 9005 (384 スレッド)、Intel® Xeon® 6 (256 スレッド) の SKU について比較。スレッド数は、コアあたり 2 スレッドを前提として導出 (SMT)。Intel および Xeon は、Intel Corporation またはその子会社の商標です。
    出典: https://www.amd.com/content/dam/amd/en/documents/solutions/ai/methodology-description.pdf
    エージェント数は、一貫した理論的なワークロードの下でプロキシとして使用された、利用可能な CPU スレッド リソースから導出された推定値です。実際のエージェントの能力とスループットは、ワークロード、モデル、メモリ、ソフトウェア、オーケストレーション、およびシステム構成に応じて異なります。
  3. 9xx6-005A: スレッド数に基づく vCPU のサポート。256 コア (512 スレッド) の第 6 世代 EPYC 9996 CPU と、192 コア (384 スレッド) の第 5 世代 EPYC 9965 CPU という最上位製品を比較。これに対し、Intel® Xeon® プロセッサの最大スレッド数は 288 スレッド (Intel Xeon 6990E) であり、Nvidia CPU の最大スレッド数は 176 スレッド (Nvidia Vera、88 コア)。
    参考までに、第 6 世代 Intel Xeon CPU は最大約 0.8 倍、ARM AGI は最大約 0.7 倍、Nvidia Vera は最大約 0.5 倍のスレッド数をサポートすると予想されています。いずれも第 5 世代 AMD EPYC CPU のスレッド数を基準とした相対値です。