ハイパーコネクトされた世界の需要を満たす

テレコム事業者は、厳しい消費電力バジェット、ラック スペース、環境要件のなか、さらなる大容量、低レイテンシ、高信頼性の提供を迫られています。モバイル データのトラフィックは 2023 年から 2029 年までの間に倍増し、2030 年までに月間 400 エクサバイトを超えると見込まれています。1 課題は明確です。事業者はフットプリントや電力消費を増やさずに容量を増強する必要があります。

主な圧力要因:

高密度化が進むデータセンターでの電力とスペースの制約

電力コストの高騰と厳しい環境要件

5G への移行とクラウドネイティブ インフラストラクチャ

アップタイム、速度、低レイテンシ接続に対する期待の高まり

増える一方のセキュリティやプライバシーの要求

これらを満たすには、ワットあたり、ラックあたり、ドルあたりの性能の高いインフラストラクチャが必要です。AMD EPYC™ サーバー向け CPU がまさにそれを提供します。

AMD EPYC サーバー向け CPU の利点

500 を超える世界記録を持つ世界最高性能の x86 CPU である AMD EPYC サーバー向け CPU は、事業運営をさらなる高みへと引き上げる機能を備えています。最新のテレコム インフラストラクチャの需要を満たすべく設計された AMD EPYC サーバー向け CPU は、コア ネットワーク、エッジ、無線アクセス ネットワーク (RAN) のどの用途向けにも、電力、性能、スケーラビリティのバランスが最適化されており、高コア密度と、業界をリードするワットあたりのパフォーマンスにより、同じ電力およびスペース バジェットでより多くを処理できます。

AMD EPYC サーバー向け CPU の性能:

最大 192 コア/384 スレッド

最大 12 チャネルの DDR5-6400 メモリ、ソケットあたり最大 6 TB

シングル ソケットで最大 128 の PCIe® Gen 5 レーン、2P プラットフォームで最大 160

TDP オプションは 155 W から最大 500 W

こうした性能を活かすことで、従来のプラットフォームと比べて、サーバーのフットプリントを最大 88% 削減しつつ同等以上のスループットを実現し、消費電力を最大 70% 削減し、全体的な TCO を最大 71% 削減できます。2

AMD EPYC サーバー向け CPU は、5G コア、固定無線アクセス (FWA) の展開、ネットワーク自動化、AI を活用した分析を既に支えており、消費を抑えながらより多くを提供することに貢献しています。AMD では、ラック単位の電力効率を 2030 年までに 2024 年比で 20 倍向上させるという目標のもと、現在はトレーニングに 275 ラック以上を要する一般的な AI モデルを、2030 年までに 1 ラック未満で実現し、電力を 95% 削減することを目指しています。3

テレコム ネットワークの各レイヤーの接続

コアからネットワーク エッジまで、AMD EPYC サーバー向け CPU はネットワーク全体に無理なく展開できます。

コア ネットワーク: AMD EPYC サーバー向け CPU 上の Ericsson の 5G Core および Cloud Native Infrastructure (CNIS) ソリューションは、従来のシステムと比べて最大 40% の電力効率向上を実現しました。これは、運用コストの削減とより持続可能な成長に貢献します。

エッジ: AMD EPYC サーバー向け CPU はコア数が多く、固定無線アクセス (FWA)、IoT、AI 推論などの低レイテンシ ワークロードに最適です。たとえば、ティア 1 事業者の FWA 運用では、10 kW 未満でラックあたり 3,000 スレッド以上を提供できるのに対し、競合製品は同じ密度に 17 kW を要します。4

RAN: エンド ユーザーとモバイル ネットワークとの接続では、AMD EPYC サーバー向け CPU の並列性、メモリ帯域幅、電力効率が、仮想化されたクラウドベースの RAN 実装を支えます。仮想化ソリューションを通じた AMD の貢献で、事業者にハードウェア インフラストラクチャの選択の自由がもたらされ、オープンで柔軟性の高いスケーラブルなアプローチを採用してネットワークを構築できます。

AMD Infinity Guard によるネットワーク セキュリティの実現

セキュリティはテレコム事業の基盤です。AMD Infinity Guard5 は、ハードウェアレベルの堅牢な保護レイヤー スイートを提供し、内外からの干渉への対策やネットワーク データの安全性確保に貢献します。ハードウェアベースの暗号化、仮想化環境での分離、ファームウェア保護を組み合わせることで、システムが物理的に侵害された場合でも Secure Encrypted Virtualization (SEV) や Secure Memory Encryption (SME) などの機能がワークロード保護やデータ保護に貢献します。また起動時には、信頼されたファームウェアだけが実行されているかを Secure Boot が検証します。

第 5 世代 AMD EPYC サーバー向け CPU では、Trusted I/O の導入により、こうした防御がさらに強化されています。これにより、データ セキュリティの範囲が GPU やアクセラレータのような信頼できる外部デバイスにまで広がります。これは、推論やトレーニングでデータが境界を越えて GPU に移動する AI 時代に最適です。

AMD でテレコムの未来をさらなる高みへ

テレコム事業者は、さらに低コストで、容量、サービス、効率性を強化することを迫られています。AMD EPYC サーバー向け CPU は、性能、省電力、セキュリティの機能を通じて、テレコム事業者の取り組みを支援します。AMD 担当者までご連絡いただくか、amd.com にアクセスして、テレコム事業者のお客様によるモダナイゼーション活動をどのように支援できるかについて、詳細をご覧ください

AMD アリーナ


AMD Ryzen™ PRO、AMD EPYC™、AMD Instinct™ などに関するトレーニングで、AMD 製品の知識を深めることができます。

脚注
  1. Ericsson、「Mobile Data Traffic Outlook 2022 (モバイル データ トラフィックの展望 2022)」、https://www.ericsson.com/en/reports-and-papers/mobility-report/dataforecasts/mobile-traffic-forecast
  2. 9xx5TCO-018: このシナリオには多くの仮定と推定が含まれており、AMD の内部調査と最良近似に基づいています。このシナリオ中に示される数値は、情報提供のみを目的とした例であり、実際のテストに対する意思決定の基礎としては使用しないでください。AMD サーバーと温室効果ガス排出量総所有コスト (TCO) 評価ツール (バージョン 1.53) では、2025 年 12 月 3 日時点において、SPECrate2017_int_base パフォーマンスで 391,000 ユニットの TOTAL_PERFORMANCE を実現するために必要となる特定の AMD EPYC™ 搭載および Intel® Xeon® CPU 搭載のサーバー ソリューションを比較しています。この分析では、SPECrate2017_int_base スコア 3230 を持つ 2P AMD 192 コア EPYC_9965 搭載サーバー (https://spec.org/cpu2017/results/res2025q2/cpu2017-20250324-47086.pdf) を、SPECrate2017_int_base スコア 2510 の 2P Intel Xeon 128 コア Xeon_6980P 搭載サーバー (https://spec.org/cpu2017/results/res2025q2/cpu2017-20250324-47099.pdf) と、SPECrate2017_int_base スコア 391 のレガシ 2P Intel Xeon 28 コア Platinum_8280 搭載サーバー (https://spec.org/cpu2017/results/res2020q3/cpu2017-20200915-23984.pdf) と比較しています。
  3. https://www.amd.com/en/blogs/2025/amd-surpasses-30x25-goal-sets-ambitious-new-20x-rack-scale-energy-efficiency-target-for-ai-systems-by-2030.html
  4. SP5-295: 2024 年 10 月 10 日時点での、1P EPYC 9654P 搭載のプロダクション システム (合計 96C、合計 192 スレッド) と 2P Intel Xeon 6438N 搭載のプロダクション システム (合計 64C、合計 128 スレッド) との比較。ソリューション スレッド数: 3072Assumptions: 718 W で 100% サーバー パワーの Dell R660 Intel Xeon 6438N システムと、618 W で 100% サーバー パワーの Dell R7615 9654P。消費電力の推定は、Dell Enterprise Infrastructure Planning Tool v2.10.20.00 に基づいています。合計 3072 スレッド/サーバーあたり 128 スレッド = 合計 24 個の Intel Xeon 6438N サーバー、または 24 * 718 = 17,232 W の電力。合計 3072 スレッド/サーバーあたり 192 スレッド= 合計 16 個の AMD EPYC 9654P サーバー、または 16 * 618 = 9888 W の電力。このシナリオにはいくつかの仮定と推定が含まれています。このシナリオ中に示される数値は、情報提供のみを目的とした例であり、実際のテストに対する意思決定の基礎としては使用しないでください。実際の結果は、システムの構成、ソフトウェアのバージョン、BIOS の設定などの要因によって異なります。
  5. GD-183A: AMD Infinity Guard の機能は、EPYC™ プロセッサの世代および/またはシリーズによって異なります。Infinity Guard のセキュリティ機能は、サーバー OEM やクラウド サービス プロバイダーにより有効化されている必要があります。これらの機能のサポートについては、OEM またはプロバイダーに確認してください。