スマート リテール ホワイト ペーパー
ホワイト ペーパー「AI を活用したスマートな小売を簡単に始める方法」では、エッジでの AI に小売企業がどのようにアプローチできるか、具体的なユース ケースやその実現に必要なインフラストラクチャを含め、詳しくご紹介しています。
AMD パートナー インサイト
AMD がデータの活用を支援
小売業はこれまでもずっと経営が難しい業界でした。利益率は低く、変動する需要と複雑なサプライ チェーンによって、小売企業は常に、最高の顧客体験を提供しなければならないというプレッシャーにさらされているのです。
小売業を取り巻く昨今の状況がそういった課題はさらに深刻化しています。なぜなら、顧客は、ブランドに接するあらゆる場面において、実店舗とデジタルでのシームレスなエクスペリエンスをますます期待し、すべてのタッチ ポイントで新しいレベルの利便性とパーソナライゼーションを求めているからです。
デジタル時代の今、小売企業は、取引、サイト訪問、ロイヤルティ プログラムの利用といった顧客とのインタラクションを通じて膨大な量の情報を得ることが可能な一方で、73% もの小売企業が、集めたデータから実用的なインサイトを引き出すことに苦戦しています。1 そのような企業が直面している課題は、データすべてを迅速に意思決定につなげ、利益の確保と顧客体験の向上を実現することになります。
AI はデータを、小売企業が活用できる有用なものに変換する方法をもたらします。最大 97% の小売企業が AI ツールへの支出を維持または増やすことを見込んでいる中で、AMD は、AMD ソリューションのメリットを提案する絶好の機会をパートナーに提供できます。2
リテール向け AI は、一か所で実行される単一のアプリケーションにとどまりません。データセンターからクラウド、店舗エッジまで、事業全体に広がるさまざまなワークロードが含まれます。
データセンター: ERP、データベース、分析、仮想化、サプライ チェーン プラットフォーム、中央 IT 部門、モデル開発ツール
クラウド: e コマース、レコメンデーション エンジン、顧客分析、スケーラブルなアプリケーション、季節的な需要ピークや販促期に対応する必要があるワークロード
店舗エッジ: コンピューター ビジョン、スマート レジ、在庫監視、映像解析、よりスマートなシステム、意思決定が小売企業のすぐ近くで迅速に行われる必要があるその他のワークロード
小売企業は、課題を解決するための演算リソースを増やすのではなく、適切な場所に適切な演算リソースを配置する必要があります。そうすることで、レイテンシも、帯域幅使用量も、コストも増やすことなく、それぞれのワークロードを処理できるようになります。AMD は、クラウドからエッジまでの各領域で小売企業向けのさまざまなソリューションを提供し、重要な場面での業務効率の向上、スマートな顧客インサイトの獲得、パフォーマンスの向上を支えます。
AMD は小売企業に対し、この環境の各層で選択肢を提供します。小売業界の大部分では既に AMD ハードウェアが採用されていて、Fortune 100 の小売大手 10 社のうち 7 社で AMD EPYC™ サーバー向け CPU が稼働しています。3
データセンターでは、AMD EPYC サーバー向け CPU が、ERP、データベース、分析、仮想化、e コマース、サプライ チェーン アプリケーションなどのコア ワークロードを支える一方で、小売企業には、インフラストラクチャを必要以上に拡張せずに演算能力を拡大させるのに必要なパフォーマンスと効率性を提供します。
クラウドでも同様で、小売ワークロードは、繁忙期や販促期、顧客需要の変動などによって急激に変化することがあります。たとえば、オンライン パーソナライゼーション プロバイダーの Qubit は、同社の製品レコメンデーション エンジンを AMD EPYC サーバー向け CPU を搭載した Google Cloud インスタンスに移行し、13% のコスト削減を達成しています。同様のワークロードを大規模に実行している小売企業では、そのような効率性によって、使用量が増加する中でもクラウド コストを制御可能な範囲に留めることが可能になります。
店舗により近いところでは、AMD テクノロジは、ますます多くの小売企業が導入を進めているコンピューター ビジョンやエッジ AI のワークロードを支えています。たとえば、スマート レジ、損失防止、在庫監視、顧客動線分析や、その他の迅速なデータ処理が求められるアプリケーションなどがあります。AMD EPYC サーバー向け CPU、AMD Ryzen™ Embedded プロセッサ、AMD アダプティブ コンピューティング テクノロジを搭載したエッジ プラットフォームは、処理を実行する場所や各ワークロードが必要とするものに応じて、小売企業にさまざまな選択肢を提供できます。
AMD はまた、ソフトウェア、OEM、インフラストラクチャの各パートナーと協力して検証済みのリテール向けソリューションを提供し、セルフレジや在庫管理、映像解析などを小売企業がよりスムーズに導入できるように支援しています。
Palexy はその実例になります。同社の小売分析プラットフォームは、AMD プロセッサを搭載した Google Cloud VM を使用して実店舗からの映像を解析します。これにより、小売企業は、消費者行動や店舗運営などを明確に把握できます。AMD プロセッサ搭載インスタンスへの移行では、50% のパフォーマンス向上と 30% のコスト削減を同時に実現しました。
リテール向け AI が進化し続ける中、AMD は、より負荷の高い AI ワークロードを実行する企業向けに、AMD Instinct™ GPU と AMD ROCm™ オープン ソフトウェア プラットフォームを通じたアクセラレーテッド コンピューティングも提供しています。AMD の CPU、エンベデッド、アダプティブ コンピューティング テクノロジを組み合わせることで、パートナーは、どのリテール向け AI の要件にも同じ方法でアプローチするのではなく、顧客が、既にあるワークロードに合わせてソリューションを構築できるように支援できます。
セキュリティもまた、データセンター、クラウド、店舗エッジの間をますます多くのデータが移動するようになる中、引き続き重要な課題です。AMD EPYC サーバー向け CPU には、AMD Infinity Guard のセキュリティ機能セットが組み込まれています。機密性の高いデータとシステムを守るために設計されたこれらの機能は、小売企業での、顧客情報、支払い情報、ロイヤルティ情報などを扱う既存の処理だけでなく、新たに導入されるサービスにもセキュリティを提供します。4
小売企業は既に、膨大な量の有用なデータを保有しています。その中で AI は、店舗在庫やレコメンデーションから損失防止、顧客体験まで、あらゆる領域でそのデータを活用する方法を生み出しています。
AMD パートナーにとって、顧客が、そういったワークロードを支えるための適切なインフラストラクチャを配置できるように支援することがビジネス チャンスになります。AMD テクノロジは、データセンター、クラウド、店舗エッジ全体を網羅するため、パートナーは、小売企業による既存環境のモダナイズと、有意義な変化を生み出せる場所への AI の導入をサポートできます。
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